みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

オーストラリア/植民地時代の雰囲気タップリな「ロックス」を歩く

2010/12/02

シドニーの海からの玄関口といえるサーキュラー・キーの近くにあるロックスは、オーストラリアがイギリスの植民地だった時代を再現した建物が並び、観光客に人気のスポットです。でも実は、これらの建物はすべて、当時そのままではなくレプリカ。19世紀後半にスラム化したロックスは焼き払われて荒廃していたのを市民たちが当時の面影そのままに倉庫や住宅街を再現したわけです。ちなみに、白人オーストラリア人が最初に上陸して杭を打った場所としても知られています。「ロックス」という名前の通り、当時は岩だらけの土地だったようです。

さて、まずおすすめなのが、ロックスを東西に走る目抜き通り、アーガイル・ストリートです。特に、ブティック街のアーガイル・デパートメントストアは、保税倉庫だった建物で、店内に入ると昔の雰囲気そのままでした。また、レストラン街のキャンベルストアハウス、ケン・ドーン・ギャラリーのあるオーストラリアン・スチームナビゲーション・ビルも必見です。ケン・ドーンのお土産は、オーストラリアらしくてとても喜ばれます。ちなみに私は、ココでしか買えないというシドニーのオペラハウスなどのイラストが入ったタオルを買って配りました。デザインもさることながら、機能性もバツグンの使い心地です。

また、細い石畳の路地も雰囲気バッチリです。途中、オーストラリアに上陸した記念碑、ファーストインプレッションがありました。背の高いオブジェなのですぐわかるかと思います。一方、このロックスを東西に分断するハイウェイをくぐるトンネル・アーガイルカットをくぐると、ウエストロックスという閑静な住宅街があります。1840年代に建てられたテラスハウスが多いので「今、いつ時代?」などと錯覚してしまいそうなほど、こちらも雰囲気タップリです。

さらに、土日のみ開かれるロックス・マーケットも、観光客向けとはいえ、珍しいデザインの手工芸品などが売られていて、掘り出し物が見つかる可能性も大。ここでもアクセサリーなど、日本へのお土産をいくつか買いました。

関連記事
ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。