- ドイツ旅行を楽しむ方法
- 「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。
ベルリンの暖かな光
2014/11/18
ベルリンの暖かな光
ベルリンから東京に帰ると、色々と違いを感じます。東京とベルリンは違いがたくさんありますが、そのひとつとして言えるのが、「光の量」です。ベルリンの街灯は、とくに節電運動をしているわけではないのに、もとから「すごく暗い」のです。
ベルリンはパリから戻って来ても「暗い!!」と思うくらい。使っているのは最小限の街灯だけです。夜にやっているお店が少ないのも暗い理由でしょう。この街の人は、商売っけがないのです。
ドイツ人は強い光を嫌う傾向があります。彼等はキャンドルやスタンドライトの光で充分満足します。蛍光灯の光が眩しいので苦手なようです。間接照明のセッティングを任せたら、すごい才能を発揮したりします。
「ベルリンは夜暗い?じゃあ怖いの...?」と思われそうですが、その逆で、ほっとします。街灯がぼんやりとオレンジ色に光っています。街灯の明かりを減らせば犯罪が増えるという意見もあるようですが、それは極端に減らした場合の話。日本の明るすぎる、晃晃としたネオンの光は、少しくらい減らしても問題ではありません。
友人が東京からやって来ると、「蛍光灯の光が少ないベルリンはほっとする。」と言います。長らく住んでいると、ついついそれが普通に思えてきますが、旅行だとその違いにすぐ気付くようです。そして「本当はこんなもんで良いんだよね、電気なんて。」と言います。確かにその通り。不便を感じることはありません。「暗いのがストレス」「暗いのが怖い」と言った友人は一人もいませんでした。
ベルリンでは、レストランやカフェでも蛍光灯を使っているところは少ないです。最小限の暖かな光があればお料理は美味しく見えます。手元が暗いので、本を読んだりテキストを使った勉強はできませんので「夜はカフェやバーで勉強するな!」ってことなのでしょう。遊びの街、ベルリンらしいです。
オンとオフがある(いや、オフとオフばっかり?)な、ベルリンを、心の底から楽しんでください。
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MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。