ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

新ナショナル・ギャラリーで作品鑑賞

2014/11/05

優秀な美術作家を数多く輩出しているドイツ。その首都ベルリンでは様々なタイプの作家の作品が見られます。どんな作品を見たいかによって、行くべき美術館も変わります。

近代美術(modern art)を代表する絵画や彫刻の展示が見られるのは、ポツダム駅から少し歩いたところにある新ナショナル・ギャラリー(Neue Nationalgalerie)です。ギャラリーとは名ばかりで、立派な美術館です。

「近代美術」と言われても、いまいちピンと来ませんね。例えばピカソの作品のような「奇想天外」「理解不能」な芸術....と言ってしまえばわかりやすいかもしれません。

現代美術(contemporary art)を理解するためには、まずは近代美術(modern art)を知ると良いでしょう。芸術の概念が時代によってどのように変わって来たのか、その経緯がわかります。誰が見ても美しいルネサンス美術から、いきなりぶっとんだ現代美術に変わったわけではないのです。

新ナショナル・ギャラリーのコレクションの内容は、「20世紀美術に活躍した作家のハイライト」といったかんじです。キュビズムや表現主義をはじめとし、バウハウスデザインからシュルレアリスムにいたるまで、近代美術の作品が幅広く見られます。

美術作家で言えば、キュビズムの創始者で世界的に有名なパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)や、ドイツ表現派の代表的な人物と評されるエルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー(Ernst Ludwig Kirchner)などです。

せっかくベルリンに来たのなら、この美術館に立ち寄ってみても決して見て損はありませんよ。理解不能は当たり前。少しでも「面白い」「この作品が好きかも」と思えたら、感性が磨かれたってことかもしれません。

ベルリンの新ナショナルギャラリーに行ってみましょう。新ナショナルギャラリーは博物館島からは少し離れていますが、3日間有効のミュージアムパスで入場できます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。