ドイツ旅行を楽しむ方法: 「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

楽しむ？学ぶ？ドイツ旅行

2014/07/23

ドイツ旅行を楽しみたいのなら前もって下調べをしておきましょう。以前、私の友人カップルが新婚旅行でベルリンにやって来て、私の家を訪ねてくれた時に、こんなことを言っていました。「ベルリンに来たけど、新婚旅行だからあまり暗いものとか怖いものは見たくないんだけど...。」それを聞いて私は正直、「おいおい！」とつっこみを入れてしまいました。「何でドイツを選んだの！？」

ドイツの首都であるベルリンは、とても「明るい」とは言い難い、複雑な歴史を持つ都市なのです。「暗い」「怖い」を避けたいのなら、ベルリンに行っても見る物はあまりないです。アート鑑賞をして蚤の市を巡りたいだけなら、あえてベルリンを選ぶ必要はありません。新婚旅行なら華やかなパリや観光地ベネチアに行ったほうが良いと思います。ヨーロッパには美しくロマンチックな街がたくさんあります。ベルリンには、歴史を知る、もっと世界を知る、自分を高める、くらいの気持ちで来てほしいものです。学んで考える旅にしましょう。

ベルリン旅行をしたら、ドイツの第二次世界大戦やドイツ東西時代について興味を持ち始めることでしょう。あらかじめ少し知識があると、旅行がさらに楽しくなること間違いありません。歴史が苦手な友人がドイツ旅行をする時に、私がおすすめしているのは、ドイツの歴史がわかる映画をみることです。これで楽しみながらドイツ旅行の予習ができます。

見ておいてほしいのがグッバイ、レーニン!（Good Bye Lenin!）です。2003年公開のドイツ映画です。この作品はドイツの若者にも人気です。ヒストリカルでシュールだけど、たまにくすっと笑ってしまいます。壁崩壊前後のベルリンに住むドイツ人ファミリーについて描かれたストーリーなので、作中にもベルリンの名所が次々と出て来ます。友人は旅行中に、「あ！これ映画の中で出て来た場所だ！」と言って喜んでいました。

歴史や、その国に住む人々について少しでも知っていると、親近感がわきます。見るものひとつひとつ興味深くなって、旅行がもっと面白くなることでしょう。

ライタープロフィール

MIKIさん／女性／年齢：20代／ベルリン在住／海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。