ドイツ旅行を楽しむ方法: 「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

ドイツの芸術：ゲルハルト・リヒター

2014/10/27

ドイツの首都ベルリンには世界中のアーティストが注目しています。世界的に有名なドイツ出身の美術作家はたくさんいます。ドイツ旅行をしたら、日本ではなかなか見られない作品を見に行きましょう。美術鑑賞の旅も楽しいですよ。

ゲルハルト・リヒター（Gerhard Richter）をご存知ですか。ゲルハルト・リヒターは、ドイツ美術界の巨匠です。旧東ドイツであるドレスデン出身。現在も意欲的な制作を続けています。

世界的に有名な作家なので、日本でも彼の作品を見るチャンスはありますが、ドイツ国内の美術館では日本でなかなか見られない作品が見られます。

彼の故郷でもあるドレスデンに、ドレスデン美術館 (Staatliche Kunstsammlungen Dresden) という古い美術館があります。この美術館は展示館が分かれています。アカデミックな絵画は古代絵画館に、近現代絵画は近代絵画館に所蔵されています。

19世紀～20世紀の作家の作品がそろっている近代絵画館（Galerie Neue Meister）に行ってみましょう。ここにはゲルハルト・リヒターの作品だけを集めた特別展示室があります。常設展なので展示期間を心配しなくても大丈夫。旅行の時期が左右されてしまうこともありません。

彼の作品はまずビジュアルに引き込まれてしまいますが、そのコンセプトは深い所にあり、社会的なメッセージが読み取れます。代表作「フォト・ペインティング」は、一見ただの人物画や風景画に見えます。実は雑誌や新聞の写真を拡大して描き写したものなのです。コンセプトがユニークで注目を集めましたが、作風は時代ごとに変わり続けています。油彩画以外に立体作品も発表しています。

ドイツ旅行でドイツの巨匠ゲルハルト・リヒターの作品を見に行ってみましょう。ドレスデンはこじんまりした歴史のある都市です。ベルリンからもバスや電車を利用すれば半日もかかりません。朝早く出れば日帰り旅行もできます。

ライタープロフィール

MIKIさん／女性／年齢：20代／ベルリン在住／海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。