ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

ボーデ博物館、どんなところ?

2014/11/10

ベルリンのハンブルガーバンホフ美術館( Hamburger Bahnhof museum)や新ナショナル・ギャラリー(Neue Nationalgalerie)をご紹介してきました。しかし「近代美術や現代美術ばかりではなく、ドイツやヨーロッパの古典美術も見たい!」という方もいることでしょう。そんな方には、ボーデ博物館(Bode-Museum)がおすすめです。

博物館島にある博物館群のひとつに、ボーデ博物館があります。ボーデ博物館は、その建築も見所のひとつです。歴史的建造物でもあるこの博物館は、建築家エルンスト・フォン・イーネ(Ernst von Ihne)によって設計されて1904年に完成しました。古く厳かで、まるで王族の城のようにも見えるその外観は、博物館島の中ではベルリン大聖堂(Berliner Dom)に次ぐ迫力があると思います。

ボーデ博物館は建物を見ているだけでも充分楽しめますよ。博物館島の端っこにあるボーデ博物館は、フリードリッヒ通り駅 (Bahnhof Berlin FriedrichstraBe)方面から歩いて来ると最初に目に入ります。大きくて印象的なので、これをベルリン大聖堂だと勘違いする観光客もいるくらいなのです。

この博物館が所蔵するコレクションは、5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達したビザンティン美術品、コイン、メダルなどが主です。

宗教美術が多いので、あまり好きではない人にはおすすめできませんが、東洋美術や東洋学に興味がある人にとってはとても興味深い展示内容になっていると思います。中東、ギリシャ、東ヨーロッパに広がって成長した東方教会(Eastern Christianity)の彫刻コレクションなどが数多く所蔵されています。また後期ドイツゴシックの作品や、18世紀プロイセンのバロック彫刻なども見られます。

ボーデ博物館では、古き芸術作品を鑑賞しましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。