ドイツ旅行を楽しむ方法
「行っておくべき場所」「おすすめ観光スポット」「注意すること」「ドイツのグルメ」「ドイツの芸術」などベルリン在住のMIKIさんがドイツ旅行を楽しむ方法を紹介します。

ドイツの芸術:ヨーゼフ・ボイス

2014/10/30

生前に日本にもやって来たヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)。ドイツの偉大な芸術家である彼は、政治活動を始めるなど、多方面において精力的な人物でした。真実味のない戦争の体験談などのせいで変人扱いもされてきましたが、ユニークなマテリアルを使った彫刻や、独創的なパフォーマンスは世界的に高く評価されています。

ヨーゼフ・ボイスの作品を見に行ってみましょう。ドイツの首都ベルリンのハンブルガーバンホフ美術館( Hamburger Bahnhof museum)では、ボイスの作品が随時見れられます。ボイスの展示を含む常設展だけが見られるチケットと、企画展を含むチケットが販売されています。その時やっている企画展の内容をあらかじめチェックしておくと良いでしょう。

彼の表現方法はドローイング、パフォーマンス、彫刻など様々です。しかしその作品すべてにつながりを感じます。作風が特徴的なわけではないのですが、ボイスが作ったものであるとすぐにわかります。ベルギーの片田舎にある美術館でボイスの作品を見つけた時には、名前を見なくとも彼の作品だと確信しました。ハンブルガーバンホフ美術館に展示されている作品は、彼の使うマテリアルの中でも代表的な「蜜蝋」や「フェルト」を使った彫刻作品、パフォーマンスのビデオなどです。

ぜひ一度この常設展を訪れてボイスの世界観に浸ってみてください。この美術館では、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)をはじめとするポップアートの巨匠の作品も見られます。企画展では若手から時代を風靡した有名作家まで取り上げています。

美術館の最寄り駅はベルリン中央駅ですが、観光名所であるブランデーブルク門周辺からも歩いて行ける距離にあります。ベルリンの中心地にあるのでアクセスもしやすく、観光の合間に美術鑑賞するのもおすすめです。現代美術(contemporary art)が好きな人は、ぜひハンブルガーバンホフ美術館に足を運んでみましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。