中国ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国の病院でたらいまわしにされた私

2010/11/25

ある日のこと、扁桃腺が腫れ、できれば病院には行きたくなかったのですが、高熱が出て脱水症状になってしまい、仕方なくダンナに病院に連れて行ってもらいました。まずは、受付でカルテを作ってもらい(中国は人口が多いためカルテは自分で保管します)、診察料を前払いしなければいけないのですが、(でないと、払わない人がいる)中国では診察してもらうドクターによって値段が違います。

私が行った病院では、普通のドクターの診察料金が3元(約45元)で、スペシャルドクターが7元(約105元)で、何が違うかと言うと、まず待ち時間が違うのです。普通のドクターの診察室の前では、ずら〜りっと気が滅入るほど病人が待っているのですが、スペシャルの場合だと数人程度なので、私はもちろんスペシャルにして!っと7元を払いカルテを渡し、待つこと数分で名前を呼ばれました。

扁桃腺が腫れてて・・・っと見せようと口を大きく開けたとたん、突然ドアが開き、ズカズカと人が入ってきた。「先生、次は私を見てください」みたいなことを言っている(と思う)が、まだ、診察中である。そして、次から次にカルテを持った人が入ってきて、診察室内に列ができてしまっている。

本当に信じられない!

「とりあえず、血液を取ってきて」っと伝票を渡され、料金10元(約150円)を前払いして取ってもらう。そして、「尿検査をしてきて」っとまた伝票を渡され、料金15元(約225円)を前払いして尿を取る。続いて、「レントゲンを取ってきて」っと再び伝票を渡されるが、扁桃腺にレントゲンなんかいるんか?最後に栄養補給にと点滴をされるが、こんなに病院中をたらいまわしにされたのははじめてのことである。しかも病人なのに・・・挙句の果てには数々の薬の名前が書かれた処方箋をもらい高額の薬を買わされた。薬の料金380元(5700円)って・・・・日本より高いぞぃ!・・・ゴホッ!ゴホッ!ますます病気になりそう・・・中国の医療システムというのは、お医者さんも含めて誰もができるだけたくさん薬を売った人の儲けになるという話を聞いたのは後のことで、どれだけ処方箋を書いたかによって医者の給料がアップし、薬を売るノルマもあるようで、きっと私のような外国人は患者ではなくお金にしか見えてないのでは・・・?っと思ってしまいます。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」