中国ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国で1番怖い思いをし、1番腹が立ったこと

2010/11/11

中国に住んで約3ヶ月が経った頃だろうか、家でぼんやりしていると、激しくドアをノックする音が!何じゃ!何じゃ!騒がしいな〜っとドアを開けた私は運が悪かったとしか言いようがない。せめてドア穴から誰が来たのか覗くべきであった。

ドアを開けた瞬間にドカドカ入ってきたのは、制服を着た公安(警察)の人達で、しかも!5人もいる!!「What?What?What?」っと、何が何だかわからず何用か聞くが、中国語で何やら言っている。突然警察5人に取り囲まれることなんて生まれて初めてのことで、腰を抜かしそうになり、驚きを隠せないでいる私。 オロオロ・・・・

とにかく、ダンナに電話しょうと部屋に走って行こうとしたところ!!警察の一人が何やら叫び、私を取り押さえようとするではないか!!

「触るな!電話をしに行くだけ!」っと思わず日本語で怒鳴ってしまった私に、「ディエンホア?」っと、こんな時であるが電話という言葉が通じたことに喜びを感じてしまった私。

「そうそう、デンワ」っと右手で電話をかけるジェスチャーをし、ダンナに電話をして、警察が5人も来ていることを説明すると、すぐ家に戻ると言う。 ダンナの会社は住んでいるマンションの近くにあり、5分もかからない。

その間、中国語会話の本を開き、「お尋ねします。何ですか?」の文に指を指すと、「キミはルーベンレン(日本人)か?」っと聞いてきた。

イエス!っと答えると、「フージャオ、フージャオ」と連発して言っているので、「フージャオって何?」と聞くと、「パス・・ペー・・ト」と、しどろもどろになりながら言う。

「あっ!パスポートのことね!」っと取りに行こうとしたら、ダンナが帰ってきた。

とりあえず、ダンナと私のパスポートを見せ、しばらくカクカクジカジカ・・・
どうやらここのマンションに違法滞在している外国人(テロリスト)がいるとの情報が入ったとのことで、外国籍を持った住人の家を一軒ずつ回っており、最後が最上階である我々の家だったので慎重になっていたという。

それにしても・・・いくら警察だからと言って、調べもせずにズカズカ入ってきて、テロリスト扱いされ、取り押さえようとするのはいかがなもんでしょ?っと何だかムカムカ腹が立ってきた私。

だけど、中国語を話せないので何も言うことがでず、さらに腹が立ってくる。

やはり中国語は中国で生活する上で重要であると、そう思った反面、「いや〜キミがポリスに文句を言い出すのではないかと思っていたけど、中国語が話せなくて良かったかもね〜」っとホッとするダンナ。

終わりよければ全て良し?!今までの人生の中で1番怖い思いをし、1番腹が立った出来事でした。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」