中国ってどんな所?
中国在住のLiccaさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

中国の学校や職場ではお昼寝タイムがある?!

2010/11/16

我々が住んでいる場所は、中国広東省で有名な某大学の敷地内にあるのですが、目の前には小学校があり、朝からピーチクパーチク元気な子供達の声が飛び交っています。

我が家の台所とリビングルームからその小学校は丸見えで、月曜日から金曜日の毎朝8時過ぎに、全校生徒表に出てきて、音楽に合わせて体操がはじまり(ラジオ体操みたいなもの)、毎週月曜日の朝は、校歌ではなく(中国の学校には校歌は無いようです)国歌が流れ、その間子供達はみんな敬礼をしています。

毎週聞いてきるせいか、おかげで、中国の国歌を少しだけ覚え、「前進〜♪前進〜♪前進進〜♪」っと、一緒に口ずさんだりしながら、いつもキッチンからダンナの朝食を用意しながら見ているのですが、中国人の子供達は、まじめに掃除をし、まじめに体操をし、私が見る限り意外と人の言うことをちゃんと素直に聞いているようです。

授業中は、先生が小型マイクを使って英語を教えているらしく、我が家まではっきりと聞こえてくるのですが、「アイ・アム・スーパーマン」っと先生が言えば、「アイ・アム・スーパーマン」っと子供達が元気よく先生が言ったことをリピートしており、それを聞いた私は、飲んでいたお茶をあやうく噴出しそうになりました。

「アイ・アム・スーパーマン(私はスーパーマンです)」って、ちょっと笑っちゃいますよね。

12時なるとお待ちかねのお昼ご飯なのですが、中国の小学校・中学校・高校では、日本のように給食がなく、お昼ご飯は家に帰って食べます。

なので、誰一人として学校に残る事は許されず、完全に閉め出されてしまい、日本では校舎から外に出ることは禁じられていますが、中国では、12時近くになると両親や祖父母が子供達を迎えに校門の所で待っています。

中国の家庭のほとんどが共働きのため、両親がお昼時にいない家庭では、近所の人達が変わりに預かってご飯を食べさせてくれていたり、祖父母が面倒みていたり、学校の近くにある食堂で食べたり、外に出れば、マクドナルドなどのファーストフード店もいっぱいあるので、子供達どうしで食べたりしています。

そして、午後の授業は何時からはじまるかと言うと、14時半からで、14時10分過ぎ頃からゾクゾクと子供達が再登校してきます。

2時間半も休憩時間があるのは、何でもお昼寝付きらしく、ご飯を食べると眠たくなりますよね?そうすると、授業に集中できないとかで、お昼寝することによって、しっかりと学ぶことができるという教育方針であるせいか、ダンナの会社もお昼寝付きらしく、午後からもしっかりと働いてもらうためにも1時間半〜2時間の休憩を与えているそうです。

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」