- 旦那様はオーストラリア人
- 中国系オーストラリア人の旦那様と結婚したlicaさんの面白い話。
オーストラリア人のダンナと私の家族との初対面
2010/10/01
シドニーでの生活も10ヶ月を過ぎた頃、日本から私の家族が遊びに来ることになりました。
初めてのオーストラリアということで不安もあり、日本からツアーに参加して両親と妹が来たのですが、ツアーの場合だとスケジュールがちゃんと組まれているので夜しか会える時間がなく、仕事が終わって家族が泊まっているホテルに会いに行こうとしたところ、是非自分も会せてほしいと言ってくるジョンソン。
「Noooooo!!!!」とは言えず・・・・
オーストラリア人のボーイフレンドができたことは、前に電話で言っていたので、とりあえず紹介だけしょうと、会わせるだけ会せてみようとしたものの、心臓が壊れそうなくらいバクバク高鳴っている私。
「ピンポ〜ン」と部屋のベルを押し、「ハ〜イ!!」っとドアの向こうから、相変わらず明るい母の声が聞こえ、ドアが開き10ヶ月ぶりの感動の再会!そして、「あら!こちらの方が例のオーストラリア人のボーイフレンド?素敵な人じゃな〜い!」ってな具合になるかと想像していたのですが・・・
ドアが開いた瞬間、「あら?お友達も一緒に来たと?中に入り〜」っと早速ビールを私とジョンソンに渡す母。そして、「オーストラリア人のボーイフレンドは来んと?」っと聞いてきたので、「彼がボーイフレンドのジョンソン・・・」っと紹介すると、家族一斉「へ?」っと顔をしたのがわかった。
やはりそうか・・・オーストラリア人と言っていたのできっと金髪で青い眼の方を想像していたのだろう。
ジョンソンが中国系と知ってちょっとびっくりしたのか、彼が日本語がわからないことをいいことに、いろいろ聞かれ家族会議がはじまった。反対されるのであろうか・・・
次の日オプショナルツアーで行く予定だったブルーマウンテン行きをキャンセルし、私が住んでいた家の庭でみんなでバーベキューパーティーをすることにしました。
当時私が働いていた、日本食レストランのオーナーの古い友人である日本人ご夫妻の家(一軒家)の一室を借りて暮らしていたのですが、ジョンソンもしょっちゅう遊びに来ていたし、ご夫妻もジョンソンのことを気に入ってくれていたので家族へのフォローをお願い!っと頼んでいたせいか、みんなで和やかに楽しいひと時を過ごすことができたのですが、あまりにも楽しくグビグビとワインを飲んでしまった私は酔っ払ってしまい、完全にノックアウト状態で、そのまま朝まで爆睡・・・
朝起きてハッ!とする!何せ今日は私の家族は日本に帰る日であり、すでに空港に向かっている頃である。
昨日の夜のことは寝ていたので覚えていない・・・
起き上がってご夫妻に聞きに行くと、昨日の夜私は酔っ払って寝てしまい、バーベキューが終わった後、ジョンソンが車で私の家族をオペラハウスとハーバーブリッジの夜景がキレイに見えるスポット(私とジョンソンがはじめてデートをした所でもある)に連れて行ったらしく、その後ホテルまで送ってくれたとのこと。
はて?この時どのようにジョンソンと私の家族は会話したのであろう?
その後、また家まで戻ってきて無事に私の家族を送ったことを報告しに来てくれ自分の家に帰ったそうだ。
「ちゃんとあんたがシドニーで頑張っていること、ジョンソンのことも話しておいたから!」っとご夫妻に言われ、部屋に戻ると机の上に家族からの手紙が置いてあり、最後に「ジョンソンさんによろしく」とのこと。読んで涙がボロボロ出てしまった私。
それ以来、私の家族は年に1回シドニーに遊びにくるようになり、ジョンソンも日本に遊びに行ったりと、今ではジョンソンも我々家族の一員となっています。
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Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」