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栃木県宇都宮市／動物が近い！宇都宮動物園は「動物とふれあう」を越えている

2019/07/03

あれは若かりしころ。私は昔から動物が好きだったのですが、当時付き合っていた彼氏が楽しんでくれそうだからと連れて行ってくれたのが「宇都宮動物園」でした。

パンフレットに「自然とどうぶつとこどもたちのふれあいテーマパーク」と堂々と書かれていたため、もしかして大人は場違いでは……？と思ったのですが、とても楽しい一日になったのを今でも思い出します。

宇都宮動物園の最大の特徴は展示されている動物との距離が近いこと。よくあるふれあいコーナー的なもの以上に距離が近く、草食系動物のキリン、ゾウ、シカ、サルには直接エサを与えることができます。紙コップにスティック状になった野菜や果物が入っており、ボリュームがあるので1つ購入すれば十分。動物たちは紙コップを持っている人間に近づくとエサがもらえることを理解しているので、自分から積極的にアピールしてきます。

とくに印象深かったのはゾウとキリン。ゾウは私がニンジンのスティックを出すと長い鼻を伸ばし、器用に巻きつけて自分の口に持って行きます。あんなに大きな身体なのに、鼻先は器用なものだなと感心しました。

そしてキリン。舌が長いことが何となく知っていましたが、自分の手元にベロンと長い紫色の舌が向かってくるのは、まるで宇宙生命体に襲われているような気分になります(笑)近くにいた子どもも最初は「キリンさんだ！」と喜んでいたのですが、迫りくる宇宙生命体に恐れをなし、お母さんにしがみついていました。こういった体験や発見があるのも、動物との距離が近いからですよね。

通常展示されている動物との距離も近いのですが、もちろん動物園の定番・ふれあいコーナーもあります。しかし、宇都宮動物園のラインナップはウサギ、モルモットといったおなじみの動物だけでなく、ミーアキャットやウシといった通常では触れない動物がたくさん。特にミーアキャットを触る機会はなかなかないと思うので、ぜひ体験していただきたいです。

パンフレットの「自然とどうぶつとこどもたちのふれあいテーマパーク」に大人は気おくれしてしまうかもしれませんが、十分に楽しめます。もちろん子ども連れにもオススメしたいほのぼのとしたスポットです。

ライタープロフィール

えのきさん／女性／年齢：30代／東京都在住／限りなくブラックに近いグレーな会社で激務を5年間経験。その後、自由を求めてフリーランスとして独立。現在は元気すぎる娘に手を焼く日々。趣味は一人旅と野球観戦とアニメと漫画。