車椅子の旅行を楽しむ方法
「車椅子で旅しよう」「宿泊先の選び方」「レストランの選び方」「バリアフリーについて」など車椅子の旅行を楽しむ方法を紹介します。

トイレの場所を確認しよう!

2015/10/27

「おトイレの問題」が身体に障害を持つ人を引きこもりがちにさせる一番の理由かもしれません。「トイレに行きたい!」と思った時、トイレに駆け込んでぎりぎりセーフ!と、そんなふうにはいかないのです。旅行が大好きなうちの母でも、最初の頃はこれが不安要素だったようです。数年間は旅行するのが億劫でした。「トイレに入りたい」と思った瞬間に、そこにトイレがないとだめなのです。

出先ではなかなかトイレが見つからないものです。日本でも、まだまだ多目的トイレがないところが多いです。身体障害者が車椅子でも余裕を持って入れるスペースのある多目的トイレは必要不可欠です。

公衆トイレは比較的にどこにでもありますが、田舎に行けば行くほどこのようなトイレは見つけにくくなります。またコンビニや食堂でおトイレをかりても、和式トイレだと使えません。この和式トイレ、地方ではいまだ健在しているのです。「小さな和式のトイレが一個しかついていない食堂」なんてのはたくさんあり、困りもんです。そういった理由もあり、母は断然、都会派です。旅行先には「東京」「大阪」「名古屋」など大きな都市を選びます。

観光の合間にトイレがあったら必ず入るようにしましょう。旅行の計画をたてる時は、予定を詰め込まずにトイレ休憩時間を充分にとってください。後になってトイレがないと大変です。

日本はまだしも海外旅行は勝手が違うのでさらにトイレ探しが大変です。海外では基本、公共のトイレは有料です。各駅にトイレはついていません。中央駅や特急列車が発着する駅にはありますが、地下鉄にはまず付いていないと思っておいたほうが身のためです。公園にも公衆便所が必ずあるわけではありません。レストランやバーで、「トイレだけかして!」と頼むと、「じゃあ50セントで〜」とお金をとられる場合もあります。ケチですね。ということで、海外でのトイレ探しは誰もが大変なのです。(地元民でさえも、たまらず立ちションとかしてます!)行きたくなくてもトイレをいつも探すようにしていましょう。タイミングを逃すと後が大変です。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。