車椅子の旅行を楽しむ方法
「車椅子で旅しよう」「宿泊先の選び方」「レストランの選び方」「バリアフリーについて」など車椅子の旅行を楽しむ方法を紹介します。

宿泊先の選び方

2015/10/09

身体障害者と旅行をする時、宿泊先選びは重要です。これは、足腰の弱いご老人や、ベビーカーが必要な子供と一緒に旅行するときも同じですね。老客男女、健康な方もどこか悪い方も、なるべく誰もが心地よく滞在出来るホテルや旅館。そういった宿泊施設がこれからの世の中求められています。

以前も書いたとおり、うちの母は断然「ホテル派」です。古い旅館はありとあらゆるところに「段差」「階段」があり、客室は畳なので車椅子も使えません。さらに大浴場への移動もめんどくさく、脱衣所への入り口、大浴場への入り口などにも段差、段差、また段差!だだっ広くて、手すりがなくて、歩きにくく、さらに車椅子も使えない旅館が苦手な方は多いのではないでしょうか。

車椅子で旅館を楽しみたいなら、バリアフリー対応している数少ない旅館を探すしかありません。比較的に新しく造られた、車椅子にも対応している旅館なら快適です。やむなくバリアフリーに対応していない旅館に泊まる場合には、家族風呂付きの旅館を選びましょう。客室にお風呂がついていると、移動の手間もなく、人目も気にせずに安心して入れるそうです。そういったお風呂付きのお部屋は高いんですが、旅館を選ぶならせっかくだから温泉にも入りたいですよね?

温泉に入れるかどうかは障害のレベルにもよると思いますので、かかりつけのお医者さんに相談してOKが出たなら、今度は旅館側に車椅子での宿泊が可能かどうか問い合わせてみましょう。

ホテルはもちろん車椅子で客室までスイスイと行けるので楽です。格安のビジネスホテルチェーンを利用したとしても、廊下や客室は少々狭いのですが、フロントから客室入り口まで段差もないので、旅館のような苦労はありません。玄関で靴を脱いだり、廊下に変な段差があったり、変な坂道があったりしません。ホテルの方が介助者も楽です。

よく「老人は田舎の鄙びた温泉がお好き。」とか言いますが、うちの母は断然「都会のホテル派」です。旅行好きの私は田舎の旅館でも都会のホテルでも、とにかくいつもとは違う場所で寝ることが好きなので、特にこだわりはありません笑。そのため、母との旅行ではいつも母に合わせてホテルに泊まりますね。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。