- 車椅子の旅行を楽しむ方法
- 「車椅子で旅しよう」「宿泊先の選び方」「レストランの選び方」「バリアフリーについて」など車椅子の旅行を楽しむ方法を紹介します。
日本はバリアフリー進んでいる?
2015/10/19
日本でバリアフリーが進んでいるかどうか。これは「何処に比べて?」ということで答えが大きく変わって来ます。先進国の中では遅れているかもしれません。都市部でもエレベーター付きの地下通路がなく、陸橋しかないところもまだまだあります。
例えばオランダなどでは、電動車椅子の通行人がやたら多い。これには、ドイツやスウェーデンから来た人々も驚いていました。自転車大国なので自転車も多いのですが、電動車椅子もよく見かけます。オランダを旅行したら、すいーっと得意げに進む「電動車椅子ライダー」を何人も目撃することでしょう。
日本でも、公共交通機関のバリアフリー化が進められています。例えばJR。現在でも全国でエレベーター設置の工事がされているところがありますが、ここ10年でエレベーターがある駅が一気に増えました。片田舎の駅でもエレベーターが使えるようになり、車椅子で電車を利用することが以前よりずっと簡単になりました。
都市中心部のほうが田舎よりバリアフリー化が進んでいます。歴史ある街でも、観光客が多いところは各所にスロープや多目的トイレが見られ、「意識されている」「車椅子の観光客も歓迎されている」ということに気づき、嬉しいな、と思います。課題は山奥にあるお寺や神社、温泉街などですね。神社の石段は健常者でも登るのが大変です。足腰の弱いご老人や車椅子の方でも快適に見学できるようにならないものでしょうか...。
たとえばスイスを例にあげてみると、不可能も可能になるような希望がわいてきます。社会福祉の進んでいる国で、バリアフリー化されています。また国民の大半はスイス高原に住んでいるので、山岳交通が発展しています。登山鉄道、ケーブルカーを利用すれば、車椅子利用者もモンブランを拝めるんです。
日本には海も山があり、四季があります。豊かな自然を愛でて、美味しいものを堪能できます。日本は「楽しみ」が多いと思います。田舎のバリアフリー化をどうにか進めてほしいですね。
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MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。