ポーランドってどんな所?
「心優しいポーランド人」「クラクフという美しい都市」「ポーランドの田舎で癒される」「意外に危険?ポーランドの治安」「ポーランドの食文化と現代の食事」などポーランドについて紹介します。

みんなが注目、ポーランドの経済

2014/05/01

みんなが注目、ポーランドの経済

みんなが注目、ポーランドの経済

ポーランドは1990年代半ばに失業率のピークを迎え、それ以降は低下の傾向にあるそうです。以前はヨーロッパの他の国、またアメリカなどで仕事を探すために、国を離れる失業者が後を絶ちませんでした。そのため今でもイギリスやスウェーデンにはポーランド人が多いようです。

現在海外に住むポーランド人は、労働者ばかりではなく、学生、アーティスト、起業家など、様々です。保守的なクリスチャンが多いですが、他の国の文化を受け入れるフレキシブルな性質もあり、しかも勤勉で頭が良く、功績も残すので、移民として煙たがられるばかりではなく、期待もされているようです。

現在は景気は上向きで、失業率も低下しているので、イギリスやスウェーデンからポーランドに帰る人も増えて来ています。土地や物価がまだ安いので、ビジネスの面でもポーランドは注目されていますが、若いアーティストもこの国に目をつけています。

ここ最近はベルリンが注目され、世界中のクリエイティブな若者が集まって来ていました。首都でも物価が安く、家賃も安い。ヨーロッパの中心に位置し、文化も歴史も十分あり、ネットワークも作りやすい。そういった理由でアーティストが集まるようになったのです。しかし、最近のベルリンの物価はものすごい勢いで上がって行っています。家賃も、電車賃も、ケバブ代までも、1年ごとに急上昇しています。この状況で貧しいアーティスト達が、あと10年も20年もベルリンに留まっているとは考えにくいのです。ベルリンの魅力は、「貧しさ」です。

そこで、アーティスト達が次の国として考えているのが東ヨーロッパ。中でもポーランドは、西ヨーロッパからもアクセスしやすく、現代美術の傾向も悪くない。文化的であり、まだ貧しさが残る。ということで、注目されているようです。ワルシャワやクラクフが、ベルリンのように世界中から注目を集め、盛り上がりを見せるのも遠い未来ではないかもしれません。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。