ベルギーってどんな所?
ベルギーおすすめ観光スポット、チョコレートやワッフルについて、ベルギー人についてなど、ベルギーを紹介します。

ベルギー人の性格とは

2013/04/16

ベルギー人

ベルギー人

ベルギー人についてどんな印象を持っていますか。ベルギーには一体どんな人々が住んでいるのか想像がつかないのではないでしょうか。ベルギーはヨーロッパに存在することくらいは知られていますが「ドイツ人だから勤勉」「イタリア人だからロマンチック」そういったステレオタイプもベルギーにいたっては聞いたことがありません。しいて言えば「印象がないことが印象...」とでもいいましょうか。欧州連合(EU)本部の所在地でありながらヨーロッパ内でもそういった影の薄い存在なのです。

ベルギーにはフランデレン人、ワロン人、その混血、そして中東系移民などが住んでいます。人種も様々なので「典型的なベルギー人の外見」を想像するのは難しいでしょう。ブロンドの白人ベルギー人もいれば、中東系のベルギー人もいるのです。ベルギーの北の地域(フランデレン地域)に住んでいるフランデレン人はフラマン語(ベルギーのオランダ語)を話し、南部のワロン人はフランス語を話します。両者は常に対立していて、フランデレン人は強く独立を望んでいます。

様々な人種がいるということは文化や主義も違うということです。そんな中あえて上げられるベルギー人共通のメンタリティーとしては「これといった愛国心や国への執着、プライドがあまりない」ということです。イギリス、フランス、ドイツといった大国に囲まれ、それらの国に比べれば新しく歴史もない小国なのでそういった思考が生まれるようです。しかしその分良いところがあります。フランスのように伝統への誇りがないかわりに柔軟なのです。ベルギーには英語話者も比較的多く、ベルギーで英語を話して旅行中に困ることはほとんどありません。

小国で自信がないためか、国民は満足することを知らず驕りのない思考を常に持っているとも言います。EUの経済の中心地でありながら自殺者も多いとのこと。現実より上を行く現実「超現実」を思想とするシュルレアリスムの代表画家、マグリットを生んだ国であることも納得がいきます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。