お父さんのための家族旅行
家族旅行って思っているより大変?旅行費用や宿泊施設はどうする?とお困りの方へ、お父さんの視点から見た家族旅行の役立つ情報を紹介します。

実際に家族旅行して良かったこと(家族の団結)

2012/03/23

家族旅行の一番良いところは、家族全員揃って何かを行うという点です。それなら普段からみんな揃っていると思われるかもしれませんが、そうではありません。

毎日の生活の中では、家族全員それぞれに、しなければならないことがあります。お父さんは会社に行かなければなりませんし、お母さんには家事があります。そして子どもたちは、保育園や小学校に行かなければなりません。勿論、夕食を一緒に食べたり、その後の団らんもあると思います。しかしそれは束の間で終わり、限られた時間内では何もできません。

けれど家族旅行となると、最低でも1日、長いと数日の期間、家族全員が行動を共にします。しかもその目的は、仕事や学校ではなく、楽しさ溢れる旅行です。家族ひとりひとりの気分も高揚しています。そんな楽しい気分の中で、家族全員が同じ目的を持って行動することにより、その繋がりは一層強くなります。お互いを思いやる心も、余裕のある、こんな時だからこそ芽生えます。

愛知県犬山市の明治村へ行ったのは、3人の子どもたちが、小6、小4、そして保育園の年長のときでした。明治村の広大な敷地内には、数多くの建造物がありました。チケットを買って入村したのは既に午後の2時で、夕方にはホテルにチェックインしなければなりませんでした。上の2人が次々に建造物を見ていくので、私は2人に付き添いました。下の娘は2人に着いていけなかったので、妻が一緒にいました。上の2人は、しばらくは走るようにして建造物を見ていました。しかし、ふと立ち止まり、下の娘がいないことに気がつきました。私は、「お母さんが一緒にいるから大丈夫だ」と、いいました。しかし2人は、その後、何度も振り返るようになりました。

ベンチで休み、芝生で寝ころんでいるうちに、下の娘と妻の姿が見えるほどに、距離が狭まりました。「おーい!」と、上の2人が声を上げると、下の娘が走り出しました。それまでは、何をするのも上の2人だけが一緒だったのですが、この時をきっかけに、3人が一緒に行動するようになりました。

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ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。