お父さんのための家族旅行
家族旅行って思っているより大変?旅行費用や宿泊施設はどうする?とお困りの方へ、お父さんの視点から見た家族旅行の役立つ情報を紹介します。

実際に家族旅行して大変だったこと

2012/03/19

一番下の娘がまだ2歳のとき、2泊3日で家族旅行をしました。オムツはまだ取れていませんでしたし、歩くのも長い距離は無理でした。行ったのは能登半島で、金沢で一泊、能登半島で一泊しました。

初めのうち、下の娘も頑張っていたのか、何もぐずるようなことはいいませんでした。私と妻が、交代で娘を抱き上げたりして、出来るだけ負担がかからないように注意していたつもりでした。しかし、2日目になった途端、娘は「嫌」といい始めました。あれも「嫌」これも「嫌」、何かを見ようとしても、何処かへ行こうとしても、何をするのも「嫌」なのでした。

初め私と妻は、熱でもあるのかと、額に手を当ててみました。しかし額を触った感じは普通で、決して熱など無い様子でした。お腹も痛くないというし、体の何処も何ともないというのに、それでも娘は「嫌」というのでした。「きっと、まだ無理だったのよ」妻がいったとき初めて、私もそう思いました。ただ車に乗って移動しているだけなら、何とか我慢できたのでしょう。しかし1日に何度も、車から降りて、また乗って、夏の炎天下の中を歩くのは、大人の私たちでさえ、大変でした。それを、まだ2歳の幼児が大人と同じように行なうというのは明らかに無理だったのです。しかし旅行に行くまで、私も妻も、全くそんな心配はしませんでした。というよりも、旅行に行きたいという気持ちが、私と妻の判断を誤らせたのだと思います。

旅行2日目の朝、急きょ私たちは予定を変更して家時に着きました。上の2人の子どもには訳を話し、何とか納得して貰いました。それでも家に着いたのは正午ごろで、それから2日間、下の娘は熱を出して寝込みました。

家族旅行はどうしても全員で行きたい、と、誰もが思います。しかし、乳児やまだオムツが取れていないあいだは、控えたほうがいいと思います。充分に、皆と楽しめるような年齢になってからでも遅くはありません。家族旅行は、決して無理をせず、ゆったりとした雰囲気の中で楽しみたいものです。

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ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。