世界一小さなメガネ猿「ターニャ」に会える島
ボホール島は、フィリピン国内で10番目に大きい島。大自然の魅力と遊び心が、ギューッと詰め込まれたボホール島を紹介します。

ボホール島のアミューズメントパーク

2012/10/08

ボホール島のアミューズメントパークは、日本のアミューズメントパークとまったく内容が違います。

1、歌や踊りなどのアトラクションがありません。
2、マシーンなどの機械類を一切使用していません。
3、電動で動かすのではなく、殆どが人力で動かします。
4、日本では安全面で絶対に許可が下りません。

天然の崖や谷、そして岩肌と原生林を対象にした、ターザンみたいなアスレチックパークです。

アミューズメントパークへ行くには、タクビラランで運転手付のワゴンタクシーをチャーターしましょう。往復で3000ペソ(6000円)前後で交渉すると良いでしょう。アミューズメントのあるダナオまでは1時間20分ほどです。美しい海岸線を眺めながら湾岸道路を進み、やがて山岳方面へと向かっていきます。

ニッパ椰子で出来た民家がまばらになり、周囲が鬱蒼としてくるとパークの入り口に差し掛かります。あれ?どこかでみたような? と思ったら、やっぱりアニメ「となりのトトロ」の田園風景でした。

入場料30ペソ(60円)を支払って、好きなアトラクションを選び料金を支払います。

洞窟探検        350ペソ(700円)
崖をロープで伝い降り  400ペソ(800円)
リバーカヌー      200ペソ(400円)
古タイヤに乗って川下り 200ペソ(400円)
岩登り         200ペソ(400円)
園内周遊        200ペソ(400円)
壁登り         100ペソ(200円)

私の感覚では、え〜!ずいぶん高いなあ・・・という値段ですが 全てガイドやインストラクターが付く事を考えると、日本よりもはるかに安いのかも知れません。

アミューズメントパークで一番の人気アトラクションは「ジップライン」です。崖と谷をはさんだ向かいの山にワイヤーロープを張っています。このロープに滑車を取り付けて、人間をうつ伏せに括り付けるのです。ベルトの安全を確認したら、なんの合図もなしに押してしまいます。おい!ちょっと待てよ 心の準備が・・・と考える暇もなくスーッと岩肌を抜けると背筋がゾッと凍りそうな崖っぷちが広がり、深い谷に思わず目を向き出してしまいました。

パンフレットにはスーパーマンのように、空を飛んでいるような感覚!と書いてありましたがワイヤーに吊り下げられて運ばれる木材そのままの感覚です。向かいの山に到着した時は脚の膝がカクカクして、ちょっとナミダ目でした。もうコリゴリと思っていたら、何と!帰りのジップラインに乗らないと戻れないのです。

何事も諦めが肝心、安全祈願のお札を持っていきましょう。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。