世界一小さなメガネ猿「ターニャ」に会える島
ボホール島は、フィリピン国内で10番目に大きい島。大自然の魅力と遊び心が、ギューッと詰め込まれたボホール島を紹介します。

ボホール島の不思議?チョコレート・ヒル

2012/10/05

ボホール島には、チョコレート・ヒルと言われる30メートルほどの小山が1001個あります。円錐形の形をして乾季に草が枯れると、チョコレート色になる事から命名されています。ボホールの観光ポスターは、チョコレート・ヒルを背景にしてターニャが写っています。

チョコレート・ヒルへの行き方は、タクビラランからダオのバスターミナルに行き「チョコレート・ヒル」と言えば直ぐに判ります。バスというよりも、トラックの荷台に屋根と座席をつけたようなオンボロバスです。窓はあってもガラスがなく、ドアは閉まらず、クッションはまったくありません。

美しいホワイトサンドの海沿いを1時間ほど行くと山岳地帯へと上っていきます。標高150メートりほどの内陸部は、アニメ「となりのトトロ」に出てくるような田園風景です。懐かしい感じがする風景を見ていると、展望台の入り口に到着します。バスの運賃が50ペソ(100円)展望台の入場料が50ペソです。

展望台に登ると、チョコレート・ヒルの小山が延々と連なった、絶景が目に飛び込んできます。ここでオカマのガイドが、チョコレート・ヒルの伝説に就いてアナウンスを始めます。「ハロー、○×?*=△□!#&」ハローだけ英語で後は現地語だから、チンプンカンプンでまったく判りません。

ガイドブックには、大昔に巨人が石を投げて喧嘩をした跡という伝説があります。もうひとつは、ボホールに住む青年アロゴが美少女アロヤに恋をします。やがてアロヤが死んでしまい、アロゴが流した涙がチョコレート・ヒルになったと言う伝説です。う〜ん!何で巨人が喧嘩をしたのか?何でアロヤが死んでしまったのか?肝心なストーリーが抜けているので、まったく面白くありません。展望台にはお土産屋さんがあります。ボホールのプリントTシャツや、ターニャの縫いぐるみ等が人気です。

夕方4時ごろから沈む夕日を背に、チョコレート・ヒルをボ〜ッと眺めていました。茶色い小山がやがて茜色に染まり、長い影が尾を引くように現れてきます。

ここで一枚、心のシャッターをカシャ もう一枚カシャ、カシャ・・・

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。