海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

英検で必要とされる語彙力

2011/12/26

英検に限った話ではないですが、どのような英語の試験を受けるにしても、単語や熟語といった語彙力は絶対に欠かせない要素です。その中でも、特に英検に関しては、語彙力というのは非常に重要な要素となるのです。

なぜなら、例えば英検準1級の場合は、筆記試験65点満点のうち、語彙や文法に関する基本的な問題の配点が、実に25点にもなるのです。つまり、語彙力がそのまま得点に繋がるので、他の英語の試験以上に、語彙力というのが大切になるのです。

では英検では、一体どの程度の語彙力が必要となるかと言いますと、3級まででしたら、中学レベルの語彙力で特に問題はありません。問題は準2級以上ですが、前の記事でも述べたように、準2級と2級に関しては、大学受験で必要とされる英語力とほとんど同じなので、語彙力に関しても、同じように大学受験レベルで十分対応できます。

ただ準2級の場合は、センター試験よりも若干簡単なレベルなので、そこまで高度な語彙力は必要とされません。せいぜい1000語程度覚えれば十分かと思います。

一方で2級の場合は、最低でもセンター試験レベルの語彙力は必要とされるので、1500語から2000語程度は覚えておく必要があります。目安としては、英語の受験参考書の中でも、最も有名と言える「ターゲット1900」という単語帳を、一通り覚えれば、万全と言えるでしょう。

そして準1級ですが、準1級では大学受験では出題されないような語彙もたくさん出題されるので、上記であげたターゲット1900の語彙に加え、さらに最低でも2000語程度は新たに覚える必要があります。

もっとも、準1級以上になると、どの程度の語彙力が必要とされるかは、人によって違ってくるので一概には言えません。元々英語が得意な人なら、少ない語彙力でも得点できるので、人によっては3000語程度の語彙力でも合格する人もいます。

ただ、英検に関しては、とにかく語彙力は多ければ多いほどいいので、時間のある人は、一つでも多くの語彙を覚えるようにしましょう。

TOEICのように、慣れだけである程度得点できる試験とは違い、英検ではとにかくたくさんの語彙を覚える必要があるのです。逆に言えば、しっかりとした語彙力さえあれば、長文問題が多少苦手な人でも、ある程度安定して得点が取れるので、準1級に限らず、どの級であっても、語彙に関してはしっかりと覚えるようにしましょう。

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ライタープロフィール

エイシンフラッシュさん/男性/年齢:20代/大阪府在住/旅行をするのが生きがいとも言える人生をおくっています。青春18きっぷを使って日本全国を旅しています。いずれは世界各地にも足を運ぶつもりです。趣味は野球観戦、競馬、パチスロ、資格の取得です。