海外で生活すると、どのように英語を覚えていくの?
実際に海外で生活するとどのように英語を習得していくのか体験記を紹介します。

英検準1級はどれぐらいのレベルなのか

2011/12/21

英検準1級というのは、そもそもどれぐらいのレベルなのでしょうか。英検の公式サイトでは、「大学中級レベル」と書かれていますが、大学中級レベルと言われたところで、今一つピンときません。なので、ここでは他の英語の試験と比較しながら、英検準1級がどれぐらいのレベルなのか、検証していきたいと思います。

まず、英検と大学入試との比較ですが、一般的に英検2級は、センター試験とほとんど同じレベルと言われています。このことから考えると、英検準1級は、難関国公立大学レベルと言えるかもしれません。

ただ、英検準1級には、大学受験であまり出題されないような語彙が、結構出題されます。したがって難関国公立大学に受かったからと言って、すぐに英検準1級に合格できるとは限りません。逆に、英検準1級に合格したからと言って、難関国公立大学の英語の問題で、合格点を取れるとも限りません。難関国公立大学では、非常に長い長文や、かなり難易度の高い応用問題が出題されるからです。

つまり、それぞれの試験で必要とされる英語力に、若干の違いがあるため、一概に英検準1級が、難関国公立大学レベルとは言えないのです。

次に、TOEICと英検の比較ですが、一応英検2級でTOEIC600〜700点ぐらいと言われているので、準1級の場合は700〜800点ぐらいでしょうか。ただ、TOEICに関しては、大学入試以上に、一概に英検と比較することは難しいです。

なぜなら、大学入試で出題される英語の問題と、英検で出題される英語の問題には、共通点も結構多いですが、TOEICで出題される英語に関しては、英検とはまるで問題の性質が違うので、比較するのが非常に難しいのです。

英検準1級に合格した人でも、TOEICでは500点しか取れないこともあれば、TOEICで800点も取ったのに、英検準1級に合格できない人もたくさんいます。

結局のところ、どんな英語の試験にしろ、求められる英語力にはそれぞれ違いがあるので、おおよその目安にはなるものの、具体的に比較することは不可能だと言えます。

ただ、一つ言えることとしては、真の英語力を付けたいのであれば、どのような英語の試験にも対応できることが望ましいです。そのためには、一つの英語にごだわらず、幅広い英語に触れることが大切です。

もちろんその一つの方法として、英検だけでなく、TOEIC、TOEFL、国連英検など、幅広い英語の資格試験を受験することも、効果的かと思います。

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ライタープロフィール

エイシンフラッシュさん/男性/年齢:20代/大阪府在住/旅行をするのが生きがいとも言える人生をおくっています。青春18きっぷを使って日本全国を旅しています。いずれは世界各地にも足を運ぶつもりです。趣味は野球観戦、競馬、パチスロ、資格の取得です。