中国で生活する上で大切なこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で生活する上で大切なことを紹介します。

中国社会のいい加減さに対処する方法を身に着ける

2015/01/19

中国では、数か月後の予定なんてわかりません。予定されていても、すぐに変更されてしまいます。今年の春節の公休日も、2か月前ほどに発表されましたが、結局それも直前で変更されました。政府が決める公休日でさえ、直前に発表され、しかもすぐに変更されるのですから、一般の会社や学校は予定などたてられるわけがありません。

また以前友人が働いていた日本語学校では、休みは直前まで決まりません。その上、決まったとしても連絡が行き届かず、日本人の先生は知らないままということも多くありました。連絡が徹底されていないというのはよくあることです。

特に、学校では会議には日本人が出ないことがあります。会議に出たとしても、聞き取れません。そして休み、行事予定、変更などは会議で発表されます。もし、中国人の上司がマメに連絡してくれる人でなければ、私たちは知らないままです。

ですから、中国では連絡を待つのではなく、こちらからしつこく聞く、また他の手を使って情報を入手することを考えなくてはなりません。私や友人は、学校の休み、行事などは生徒に毎回聞くことによって確認していました。生徒でしたら、しつこく聞いて嫌がられることはありませんから。また、彼らのほうが他の先生方より、よく知っていたりすることもあるのです。もちろん、生徒の中でもだれが情報をいち早くつかんでいるか、また正確に教えてくれるかをつかまなければなりません。

恐らく、会社でもそういった組織図をいち早くつかみ、情報を得る方法を確保することが大切になります。そして、予定の変更は日常茶飯事ですから、臨機応変に対応していけるようにならなければなりません。

中国では、相手から給料を上げてくれる、必要な部品をそろえてくれるということはしてくれません。自分で自分をアピールし、給料交渉をする、必要なものは上司に要求するというように、自分から動かなければ何もかわりません。自主性が必要なのです。

そして、完全を目指してはいけないと思います。目標はいいですが、完全性を求めすぎると疲れます。イライラします。中国では中国の方法を自分で見つけるしかありません。

関連記事
ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。