中国で生活する上で大切なこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で生活する上で大切なことを紹介します。

予防接種を軽く見てはいけません

2014/12/16

私も中国へ来る前には、予防接種をいくつか受けてきました。例えば、肝炎Aは食べ物から感染する可能性があります。これは、中国でならかなりの可能性がありますから必ず受けたほうがいいでしょう。

また、肝炎Bの予防接種もあります。肝炎Bは血液から媒介します。私の友人の中には肝炎Bの予防接種を受けていない人もいます。肝炎Aよりは感染する可能性が少ないと言えます。

ところが私の友人の一人は、感染してしまいました。幸い海外保険にはいっていたそうで、治療費は保険で払うことができたそうです。また、海外保険のおかげで病院の特別室で一人優雅に入院できたそうです。

もし、海外保険に入っていなければ一般の中国人と一緒に入院です。一般の中国人の病室はかなり劣悪な環境です。一人一人のカーテンによる仕切りもない所が多いです。

新しい病院に入院できればいいですが、いい病院、有名な病院がきれいな新しい病院とは限りません。もし、古い病院に入院でもしてしまったら、かなり苦痛の毎日となります。肝炎Bにかかると、入院期間も3週間、1か月と長期になります。ですからまずは予防接種で、できる限り感染を防ぐことが必要です。

また、狂犬病の予防接種が必要な地域もあります。私の住んでいるところでは野良犬がそこらじゅうにいます。彼らは普段はとてもおとなしく、とてもかわいい顔をしています。

でも、もしも狂犬病にかかってしまうと、犬の意思に関係なく人に襲ってくる可能性があるのです。そして、私の知り合いも噛まれてしまいました。すぐに病院で血清を打ってもらったので、大事には至りませんでしたが、しばらく大好きなお酒も辛いものもたべられませんでした。またいろいろ生活でも制限ができ、少し苦労していました。

他にも破傷風の予防接種などもあります。

中国は日本の環境とは違います。予防接種もいくつもしようと思えばそれなりにお金もかかります。でも、こちらでは万が一のことが起こりうるのです。ですから、それなりの事前の対策は必要だと思います。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。