中国で生活する上で大切なこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で生活する上で大切なことを紹介します。

魚を自分で調理したり、肉の鮮度を自分で判断したりできますか?

2014/11/17

日本では、スーパーへ行くと色々な魚が切り身で売っています。切り身でない物も、内臓もうろこもとってあり調理しやすくなっています。

ところが中国では、魚は切り身で売っていることはありません。すべて丸ごと売っています。もちろん、大きなスーパーへ行くと内臓を出してくれるところもあります。でも,大抵の場合自分ですべて調理しなければなりません。

また、中国語で名前が書いてあるのでなんの魚かわかりません。自分の目で判断しなければなりません。

私もはじめ、サワラが何の魚かわかりませんでした。日本では切り身でしか見たことがなかったからです。また、アジも中国ではあまりに買う人がいないため、アジだとは気づきませんでした。中国では、アジはほとんど食べないようです。「鯛」は漢字を知っていたのでわかるだろうと思ったら、中国語で「加吉魚」と書き、漢字も日本と中国では違っていました。また、辞書でイワシと訳してある物を買ってみたのですが、日本のイワシと大違いでした。辞書に魚の名前がのってないことも多いですし、たとえのっていても、別物だったりします。結局は自分の目で確かめなければなりません。そして、こういった魚を丸ごと買ってきて、自分で調理します。

また、お肉も日系スーパーなら日本のように切って売っていますが、一般のスーパーなら自分で新鮮な肉を選び、好きなところをその場で切ってもらいます。ですから、どこの部位がいつも食べているロースなのか、バラなのか知っていなければなりません。

また、スーパーによって鮮度も違います。自分の目で確かめて、買わなければなりません。

肉に限らず、すべての食べ物について言えることですが、日本の大きいスーパーなら消費期限を信じて買うことができますが、中国では消費期限なんて書いてありません。パック日時が書いてあるものもありますが、それはパック日時であって消費期限でも生産日時でもありません。全ては自分の目が頼りです。

日本にいるときから、しっかり自分の目を鍛えておくことが大切です。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。