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ハバナの街では空気汚染に注意

2017/01/05

キューバでは外国からの車の輸入に100%の関税がかけられる(ってすごいですね)ため、キューバ人はみんな古い車をなんとか修理しながら使いまわしています。

古いのレベルがまたすごくて、50−60年前のものなどザラです。そんな車ですからエコフレンドリーなわけがなく、燃費は悪いし排ガス出しまくり。しかも安いディーゼルガソリンを使う人が大半なので、ハバナの空気汚染には日本のレベルではちょっと考えられないものがあります。

例えば旧市街から新市街を歩くと、それだけで鼻の中が真っ黒になって、黒い鼻水が出ます。喉もいがいがしてきます。それに加え、もともと鼻アレルギーがあったため、ひどい鼻腔炎にかかってしまい、ひどい鼻づまりと鼻水に悩まされました。

マスクが薬局で売られているかどうかは分かりませんし(1人もマスクをした人を見かけませんでした)、空気汚染に過剰反応してしまう、という人は、日本からマスクやのど飴などを持っていくのがいいでしょう。歩いて移動するときだけマスクを付けても、効果はあると思います。

また、カサ(民宿)やホテルの室内にあるクーラーも信用できません。たいていは超原始的なクーラーで、外の空気をモロにとりこんでしまうタイプです。また、定期的掃除をしているかどうかも怪しいものなので、これも鼻喉の不調の原因になります。かといって常夏のキューバ、クーラーを使わないというのはかなり辛いものがあると思うので、せめて寝るときだけ切るなどして、自衛に勤めるのがベターです。

ただ、ハバナから出てしまうと、特に大きい街もないキューバなので、ハバナにいる間の辛抱、という感じです。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。