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キューバの民宿、カサに泊まろう

2016/11/18

キューバ旅行をするなら、大きなホテルもいいのですが、キューバ人の生活を垣間見られて、低予算で宿泊ができるカサ(民宿)がお薦めです。

カサとはスペイン語で「家」のこと。カサとして外国人を泊めるには政府認定のライセンスを取得する必要があります。普通の家の一室に泊まるようなイメージです。

ハバナの街では旧市街の中心部にあるカサは若干お値段が高めで1室30CUC(約3000円)から、新市街だと1室20CUCくらいからあります。部屋はとっても綺麗にしつらえられているのが普通です。そして少しでも口コミで外国人に来てもらおうとみな必死なので、家族の人もとても親切にしてくれます。

ホテル・ホステル予約ウェブサイトから予約できるカサもありますが、やはり実際見て決めたいという人は、青い錨マークの看板を目印にして、カサを探してみてください。ちなみに赤い錨マークもあって、こちらはキューバ人が人民ペソで泊まることができる人民専用カサです。外国人は、公式には赤い錨マークのカサには泊まれないことになっています。

カサでは通常朝ご飯と夜ご飯を追加料金で提供しています。朝ご飯は4−5CUC、夜ご飯は8−13CUCくらいが相場でした。レストランで食べるより絶対美味しいし安いので、ご飯はカサで食べることをお薦めします。

街を移るときは、カサの家族から紹介契約を結んでいるカサを紹介されることがあります。これは結構カケのような側面があって、例えば初めに滞在していたカサが満足度が高くても、紹介先がいいカサとは限りません。わたしはハバナのカサがとても気に入ったので、次の行き先のトリニダーで紹介してもらったカサに行きましたが、こちらはシャワーは水しか出ないし、商売魂の塊のような家族だしで、あまりいい思い出がありません。

そのため、納得いくカサを見つけたい場合は、面倒でも自分の足で探すのがいいでしょう。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。