キューバってどんな所?
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キューバのご飯はどんなものがある?

2016/11/10

海に囲まれたキューバ、スペインの植民地でもあったことだし、さぞかしシーフード料理が美味しいだろう・・・と期待して行くと、肩透かしを食うかもしれません。

キューバ人の基本の食事は、日本の小豆ご飯にそっくりな というご飯に、ソースも何もない焼いただけの豚肉や鶏肉、申し訳程度の茹で野菜。あとはゆですぎたパスタが少々と、あまり美味しいとは言えないピザ。

低予算でキューバ旅行をする人の食事は、間違いなく上のような食事のルーティンになります。シーフード料理を食べようと思うと、少し値の張るレストランに行く必要があるからです。でもここでも、日本で食べるような手の込んだシーフード料理は期待できません。大抵焼いた魚に、キューバには2、3種類しかないソースのどれかひとつがかかっている、というのが普通です。

そしてすべてが塩辛いのが、キューバ料理の特徴。炎天下でのきつい肉体作業が多かった植民地時代の名残なのでしょうか? 後から喉が渇いて仕方がありません。

と、キューバ料理についてネガティブなことばかり書いてきましたが、ではキューバではまったく美味しいものが食べられないのかというと、そんなことはありません。一番いいのは、カサと呼ばれる民宿で出される家庭料理を食べること。食事は別料金ですが、レストランで食べるより確実に安く、美味しい料理が食べられます。

というのも外国人を泊めるカサでは、宿泊客に家で食事もしてもらって、少しでもCUCを落としてもらおうと必死なので、外国人好みの味を研究していることが多いためです。

ちなみに夕食は10−12CUC(1000円−1200円)で、チキンやポーク、魚、季節によってはロブスターからメインが選べ、サラダやスープ、デザート、パンが付いてくるのが普通。朝食は4−5ドルで卵料理、フルーツ、パン、コーヒー、ジュースが一通り揃っています。

キューバで安く美味しいものを食べたければ、カサで食べる! が合言葉です。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。