ボリビアってどんな所?
「ボリビア・ラパス」「高山病に効く、ボリビアのコカ茶」「ラパスの街でエスニック料理」「ボリビア旅行のときに注意したいこと」などを紹介します。

ボリビアの気候と、旅行に適した服装は?

2017/02/17

基本的なこととして、ボリビアは南半球にあるので、日本の夏が冬にあたり、日本の冬が夏にあたります。そのため、例えば暑い盛りの8月の日本からボリビアに行くと、寒さに身体がびっくりするかもしれません。

さらにボリビアの観光地には、標高4000メートルを超すような高地が多く、寒さに拍車をかけます。日本の真冬と同じくらいの寒さと考えて、しっかりした防寒着を用意していくことをおすすめします。

また、ボリビアの夏にあたる日本のお正月休みでも、標高が高い地域は朝晩はかなり肌寒いです。薄手のジャケットやパーカーくらいは持っていった方がいいですし、足元はサンダルなどではなくちゃんとした靴がおすすめです。

服装に宗教的な制約はありませんが、カトリック国ですし、先住民の割合が多いので、現地の人に大胆に肌を露出した服を着ている人は見当たりませんでした。

ただし、低地のサンタクルスや、ジャングル地帯に行くのであれば話は別です。海抜が低い地域では、ボリビアの冬にあたる季節でも、気温が30度を超す蒸し暑さ。それもそのはず、年間平均気温が28度とのこと。そのため、これらの地域を訪れるのであれば、日本の真夏の服装が適しています。

ただ、熱帯気候のため蚊などの害虫が多く、デング熱などの伝染病の恐れがあります。特にジャングルツアーに行く場合は、暑くても手足をしっかり覆う服装がベター。虫除けスプレーや虫刺されの薬などもしっかり準備してください。

このように、同じ季節に行くにしても気候が真逆の広い国、ボリビア。日本からすべてに適した服を持っていくのは無理! という人は、現地で安価に服が買えるので、かわいいエスニック調の服を現地調達してしまうというのもひとつの手です。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。