ボリビアってどんな所?
「ボリビア・ラパス」「高山病に効く、ボリビアのコカ茶」「ラパスの街でエスニック料理」「ボリビア旅行のときに注意したいこと」などを紹介します。

ラパスで安くサバイブするには、市場を利用しよう

2017/02/07

ボリビアは南米では最貧国ですが、首都ラパスは旅行者にとっては物価が高い街です。ホテルはダブルだと最低150ボリビアーノ(約2000円)くらいしますし、レストランで食事をすると1食50−60ボリビアーノ(約700円)は使ってしまいます。節約旅行派にはかなり厳しいものがあると思います。

そこでおすすめなのが、ラパスの公設市場で朝昼の食事を済ませてしまう方法。ラパスの観光客エリア、サンフランシスコ教会の隣に、4階建ての公設市場があります。吹き抜けの建物で、上り下りするスロープに沿って店が並んでいる造りです。

ここでは生鮮食品、雑貨、本、CDなど何でも売っているのですが、3階と4階部分は小さな店がぎっしり並ぶフードコートのようになっており、その場で飲食できるようになっています。

例えば朝食なら、山盛りのカットフルーツが10-15ボリビアーノほどで買えます。トッピングも充実していて、ヨーグルト、はちみつ、ココナッツフレークなどが無料でトッピングできます。これだけで十分お腹いっぱいになる朝食です。

お昼どきには、コミダ・デル・ディア(comida del dia)と書かれたサインがあちこちの食堂に出ます。これは中南米のお昼のセットメニューのようなもので、スープとメイン、飲み物、ときにはデザートまでつくとてもお得なセットです。こういったセットが、大体25-35ボリビアーノで楽しめます。

内容は、チキンをアヒというチリソースで煮込んだものや、たまにうさぎ肉なんかも出ていました。お味の方はまあ値段通りといったところですが、温かいものがしっかり食べられて、節約にもなるので、是非試してみてほしいと思います。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。