ボリビアってどんな所?
「ボリビア・ラパス」「高山病に効く、ボリビアのコカ茶」「ラパスの街でエスニック料理」「ボリビア旅行のときに注意したいこと」などを紹介します。

ボリビアでの長距離バスをマスターしよう その1

2017/02/09

ボリビアは広大な国。街から街への移動は、何時間も乗り続ける長距離バスが普通です。長距離バスの会社はそれこそ星の数ほどあって、選ぶのに迷ってしまいますが、料金と運行時間などを総合的に見て、自分に合った便を選びましょう。

バスの席のグレードはカマ(ベッドの意味)、セミカマ(半ベッド)、ノルマル(ノーマル)の3種類があります。2階建てになっているバスも多く、1階がカマ、2階がセミカマ、と分かれているものもあります。

一番高いカマは背もたれがかなり平坦になるまで倒れて、席の横幅自体も広いです。かなりゆったり過ごせます。

セミカマはカマの次のグレードで、カマほどリクライニングが利いていませんが、まずまず座席も広く、背もたれもある程度倒れます。

ノルマルはその名のとおり、固い布張りのシートでリクライニングもほとんど倒れないことが多いです。一番安いことは安いです。

10時間以上の長距離を乗るなら、迷わずカマを予約することをおすすめします。次の日の疲れ具合がマシなので、夜行バスで朝新しい町に着いたとして、到着日を無駄にしなくて済むからです。

ただカマは座席数が少なく人気があるので、人気路線を直前に予約しようとすると予約がいっぱいになっていることがあります。その場合、よっぽどの長時間移動でなければ、セミカマをとっても大丈夫でしょう。

5-6時間くらいの移動であれば、ノルマルでも我慢できます。料金もカマの2分の1くらいなので、節約派にはおすすめですが、よっぽど体力がある人でない限り、10時間以上乗る夜行はおすすめできません。体を壊したら、元も子もないですからね。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。