世界の空港
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巨大すぎるハブ空港「デトロイト」

2013/12/02

飛行機大国・アメリカでは、飛行機に乗るのは、まるでバスに乗る感覚と同じようなレベルです。国土の広いアメリカですから、地方都市まで空港があり、どんどん飛行機が飛んでいます。バスや鉄道では何時間もかかりますから、実際にアメリカに行くと、いかに飛行機が多いかを実感できます。

特に、デトロイト国際空港はノースウエスト航空(現在のデルタ航空)が"ハブ"空港と位置づけている空港です。ハブとは、拠点となる空港のことをさし、国際線などの路線はこの空港を発着し、ここからアメリカ全土にあるさまざまな空港に向かって飛ぶ飛行機に乗り継ぐことができます。日本だと羽田と成田に分かれているのでやや利用しづらいのと異なり、アメリカの場合は、他のエアライン、ユナイテッド航空はシカゴ、アメリカン航空はダレスなどをハブ空港にしています。利用者にとっても乗り継ぎのしやすさはメリットです。

ただ、デトロイト国際空港は広すぎます。空港のターミナル内を電車が走っているほど広いです。ゲートを間違えると大変。移動だけでも数十分はかかるのは覚悟です。

以前、関西からアメリカに行くのに、このデトロイトの空港をよく利用していました。というのも、東海岸に向かう場合、ノースウエスト航空のデトロイト行きしかほぼ手段がなかったからです。でもこの便も今はありません。日本からだと成田とセントレアからは、デルタ航空に引き継がれて飛んでいます。成田はともかく、セントレアが残っているのは、自動車メーカーのトヨタ自動車がセントレアに近いからでしょう。いずれにせよ、関西からアメリカ東海岸に行くのがとても不便になりました。今では成田便をよく利用しています。

でも、かつてのノースウエスト航空は好きではありませんでした。機内食はまずい、機材は古くて個別にモニターがなく、機内で12時間も過ごすのがとても苦痛でたまりませんでした。しかも、サービスも最低です。アメリカ人に言わせても「ノースワースト航空だよ」というほどだから、経営破綻しても致し方ないと思いますね。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。