- 作詞、作曲の方法
- アマチュアミュージシャンとして活躍しているMUMUさんの作詞、作曲の方法を紹介します。
これから作詞・作曲をしたい人へのアドバイス
2012/09/11
感動的な思い出になります
プロでもない私がアドバイスなどと、ほんとうに僭越ですが、アマチュアの立場としてアドバイスさせていただきます。
私の曲作りは最初から自己流でした。途中で作曲の仕方の本を読んで勉強もしました。ギターもプロの演奏をコピーして覚えるのが一般的です。絵画も最初は画家の絵を模倣して学ぶことが多いようです。まずは基本をおさえておくことだと思います。ですが、基本だけを徹底してやっていると、どこにでもあるような演奏、あちこちで流れている曲のようになってしまいます。誰かに聴いてもらったときに、「その歌、誰々さんの歌みたい」と言われることは、つくった者としては傷つく言葉ですね。楽曲や絵画、文学作品に関してはアマチュアであれプロであれ、オリジナリティこそが大切にしたいものだと考えています。「なんでも鑑定団」というテレビ番組がありますが、ときには本物よりもよくできている絵画であっても、偽物だと二束三文の評価しかあたえられていません。プロになった場合は、所属事務所の方針にもよりますが、自分のやりたい音楽がつくれないこともあるそうです。一曲、大ヒットをだすと、その曲の流れの歌を求められるのだそうです。
私は学生時代にはカセットテープに録音して同級生に聴かせ、今もライブでアンケートをして感想を聞いたりしています。たくさんの人に感想を聞くのが秘訣です。最初は親しい人に聴かせて感想を言ってもらうとよいと思います。相手が恋人だった場合、出来不出来は関係なく、感動してくれるはずです。私の場合は、歌っているこちらも感動します。最高の思い出のひとつになると思います。ただし、一人や二人だけですと、よい歌だと言われるとその歌の路線にひきずられてしまいますし、好きじゃないと言われると、意識してそう言われたような歌を避けるようになってしまいがちです。多くの人に感想を聞くと、人によって歌の好みがまるでちがうことがわかります。一人や二人に好きじゃないと言われても自信喪失になることもありませんし、いい歌だといわれて自信過剰になることもないのです。
私が高校生だった頃、おなじクラスのなかで親友だと思っていた友だちによく歌を聴かせていました。その彼が、「音楽は音を楽しむって書くだろ」とぽつりと言ったことを今でも思いだします。作詞作曲、歌うこと、そして演奏することを楽しんでするのが一番です。
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MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。