作詞、作曲の方法
アマチュアミュージシャンとして活躍しているMUMUさんの作詞、作曲の方法を紹介します。

どのように曲を作っていくのか

2012/08/30

私の曲工房

私の曲が生まれるまでの工程には、大きく分けて3パターンがあります。 一つは、ふと詞とメロディが心のなかに浮かんできて、それを口ずさみながらギターを弾きつつ歌にしていくパターンがあります。このやり方で作曲をした場合、楽器や詞にとらわれないで作れるので、とても美しい曲になることが多いのです。デメリットは、私の知らないギターコードが必要な場合、演奏できるまでに時間がかかります。

二つ目は、ギターを弾いているうちに、なんとなく出来ていくパターンです。私のオリジナル曲のなかでいちばん多用しているやり方です。ただ、このやり方でも、ギターの音色を聴きながらメロディが浮かんできますので、一つ目に近いところもあります。デメリットは多少、楽器にとらわれているところがありますが、すぐに演奏ができるメリットがあります。

三つ目は、作詞が先に出来上がってから曲を作るパターンです。誰かに詞を書いてもらってから作ることもよくあります。詞にはすでにメロディが隠れています。その書いた人のリズムや音が詞のなかに息づいていますから、私が書いた歌とは別物の歌になることが多いのです。デメリットは、完成された作詞にメロディが乗らずに苦労することがあることです。そのときには歌詞を歌いやすいように変えてもらうことがあります。メリットは作詞をする手間がはぶけますし、いつもの私の歌に新生の風を吹き込んでくれる感じにしてくれることです。

以上のようにさっと歌を作り、歌詞にギターコードをコピー用紙などに書き込みます。以前は楽譜も勉強したことがありますが、今は面倒なのですぐにギターコードを書き込みます。そして、カセットレコーダーに歌と演奏を何度も録音しながら調整していきます。ある程度形になってきたら、しばらく歌わないで置いておきます。しばらくしてからまた歌ってみて改めて調整して完成させます。

歌のなかには数年ほどたってから修正することもあります。たとえばラブウェイは二十三歳の頃の歌ですが、昨年、大幅に直して完成させた歌です。例外編としては、弟や友人と共作する歌作りもあります。作詞と作曲を半分づつ分け合ってつくっていきます。異なる個性が融合された作品になっていく、新鮮で楽しい作業です。

関連記事
ライタープロフィール

MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。