車椅子のお母さんと金沢旅行
兼六園、21世紀美術館など金沢の観光情報とバリアフリー事情を紹介します。車椅子の方が旅行するとどういうところが気になるのかが分かります。

金沢城公園と兼六園に車椅子で行くには

2015/08/11

金沢城公園と兼六園に車椅子で行くには

金沢城公園と兼六園に車椅子で行くには

金沢城公園、兼六園に行ってみました。どちらも「車椅子では一切入れない」という場所ではありません。ルートを選べば、車椅子での観光も充分できるということがわかりました。各所にスロープや多目的トイレが設置してあるので、不便を感じる事はありません。

初日は金沢城公園を見学しました。金沢城公園は、階段など段差があるところには横にスロープが設置されています。園内に入るには、坂道か階段を上る必要があります。明らかに車椅子では入れない傾斜の大きな公園入口もありますが、すべてではありません。公園の周りを一周すれば、車椅子でも入園できる入り口が見つかります。私達のように行き当たりばったりに行かないで、坂道の表示も載っている園内地図付きのガイドブックを参考にすると、もっと効率よく観光ができると思います。兼六園のウェブサイトにある地図には、坂道や車椅子通交不可区域の表示があります。これをプリントアウトして持って行くと、車椅子での兼六園観光が少し楽にできます。

傾斜が大きな坂道はいろんなところにありました。電動車椅子ではないので、登るのが大変な場所もありましたが、地図を見て、できるだけ緩やかな坂道を選べば、車椅子で金沢城公園を楽しめます。

大手門口から入ろうした際に「車椅子やベビーカーは黒門口からどうぞ」と表記されてあるのを見つけました。そこで少し歩いて、黒門口側から入ることに。入り口は急な坂道でしたが、車椅子でなんとか登りました。

黒門口から入り、重要文化財に指定されている石川門に行くには、河北門を通ります。この坂がまた急でしたが、ここを過ぎると、あとは平らです。

2日目は兼六園に行くことにしました。21世紀美術館のほうから歩いてくると、真弓坂口から入るのが一番近いのですが、明らかに傾斜が大きく、車椅子では登れないだろうと判断し、反対側にある桂坂口から入りました。チケット売り場へも楽々行けましたが、チケット売り場からメイン会場までは短くて急な坂がありました。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。