ヨーロッパ旅行で女性が気をつけること
ヨーロッパに長期滞在しているMIKIさんがヨーロッパ旅行で女性が気をつけることを紹介します。

海外旅行、無料で宿泊

2015/05/13

カウチサーフィン(CouchSurfing)というホスピタリティー・エクスチェンジ・ネットワーク。カウチサーフィンメンバーのアカウントを持っていると、世界中でカウチサーフィンができます。さてカウチサーフィンとは一体何のことでしょうか。「カウチ」はソファーのことですね。「サーフィン」はご存知の通りです。つまり世界中のカウチサーフィンメンバーの家のソファーを波から波へと渡るように使用できるんです。

メンバーになる条件は以下のものだけ。「客人を迎え入れることができる家があり、客が寝る事ができるソファー(またはベット、ふとん一式など)があること。(...が理想的なようですが、実際は家やソファーがなくてもその旨を申告していればokだそうです。)」自分の家をオファーするかわりに、世界中のカウチサーファーの家に無料で泊まれます。ヨーロッパやアメリカの若者には一般的で人気があります。ホテルも商売あがったりですね。

便利でホスピタリティーのある、人と人がダイレクトにつながる素晴らしいアイディアだと思いますが、このシステムと英語がよく理解できていないとトラブルを招く恐れがあります。以下に気をつけるべきポイントをあげておきます。

1.英語は読めた方が良い。
「このアカウントを持っている人なら誰でも信頼できる。」と勘違いしないでください。カウチサーフィンのアカウント取得は簡単です。誰でもメンバーになれるので、その中から信じられる人を自分で探して行くしかありません。まずは行きたい国、都市を選んで、そこに住むカウチサーファーの一覧を見てみましょう。そこからひとりひとりのページを隈無くチェックしましょう。共通語は英語です。個人のページでは、今までその人に泊めてもらった人々が書き込んだレビューが見られます。ホストとして親切丁寧な対応をした人には良いコメントがついています。「おもてなし」は人によってピンキリです。壊れた汚いソファー、冬なのにうすっぺらいブランケット一枚を提供して来る人も入れば、掃除の行届いたゲストルーム、豪華な朝食、観光ガイドまで買って出てくれる人もいるんです。評価の高い人を選んで、宿泊先で嫌な思いをしないようにしましょう。

2.女性は注意
カウチサーフィン利用で宿泊先選びを慎重に行った方が良いのは女性です。カウチサーフィンはヒッチハイクのようなものです。無料である代わりに安全性の保証はありません。ある程度は選べるけれど、実際にどんな人に出会うかは運次第です。このネットワークに対する評価は高いものの、実際にトラブルもあるようです。

そこで保守的な女性が利用したい時におすすめするのは「女性メンバー」の家に泊まることです。写真がお色気でない、評価の高いコメントをもらっている女性が望ましいです。お色気系の写真(肌の露出度高い、上目遣いなど)がプロフィール写真なら、きっとこの女性は男性の宿泊客を求めています。宿泊を断られたり、宿泊出来ても対応が良くない可能性があります。

カウチサーフィンを利用するなら、英語で日常会話はできると良いでしょう。レビューの文章が理解できて、滞在中に会話がきちんと成立すれば、起こるべきではないトラブルを回避できます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。