ヨーロッパ旅行で女性が気をつけること
ヨーロッパに長期滞在しているMIKIさんがヨーロッパ旅行で女性が気をつけることを紹介します。

ヨーロッパ行って良い場所、悪い場所

2015/04/02

私は日本人が「海外」「外国人」とひとくくりにしてしまうことに違和感を覚えます。いろんな国があり、いろんな人々がいるのですが、それをひとくくりにして「外国人はユニークである。」とか「世界に比べて日本はこうである。」などと言ってしまう人が多いです。日本人には理解し難い外国人のそういった特徴を面白おかしく紹介する番組も多いですね。また日本人が外国人にどういったふうに見られているか体裁ばかり気にして、日本好きの外国人ばかりをピックアップしているように思えます。とにかく感じるのは、インターネットが普及して地球の裏側に住んでいる人の情報も簡単に入手できる世の中であるにも関わらず、海外に対するステレオタイプが日本国内に数多く残っているということです。

「海外だから日本より危険!」と思っている人も多いですね。しかし東京より安全な都市だって世界にはあります。問題は海外の治安ばかりではなく、危機感がない、言葉ができない、そして海外に行くとついつい楽しくなって浮かれてしまう私達です。(もちろん本当に治安の悪いところでは対処の使用はありませんが...。)海外を旅行すると誰もがついついハメを外したくなるものです。他の人のように「海外だから絶対危険!」とは言いたくありませんが、「言葉が通じなくて、なにかと勝手が違う外国ではいつもより少し気を引き締めましょう。」とだけ伝えたいです。

私はベルリン滞在中「東京なんかより安全かもしれない。」と感じました。日本人の知り合いは危機感がまったくなくジーパンの後ろポケットに財布を入れてベルリンの街を歩いていましたが、一見安全かと思えるこの街でもやはりスリや置き引きなどはあります。東京でも場所によって治安が悪いように、ベルリンにも治安が悪い場所が多数あります。そんなところには足を踏み入れないことですね。

例えばスリや置き引きに注意するべきなのは観光客が集まるアレクサンダー広場駅(Bahnhof Berlin Alexanderplatz)や地方からの電車の到着駅であるベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)などですね。また「トルコ人が多いクロイツベルク (Kreuzberg)やウェディング(Wedding)でも気をつけましょう。」と、よくドイツ人から注意を受けますが、最も危ないのは白髪ドイツ人なので、日本人観光客が日中に大通りを歩いている分には危険はあまり感じません。

このようにひとつの国、都市の中にも治安が良い場所と悪い場所があるので、そこはいつも意識しながら旅行しましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。