- プロが教える歌唱法
- カラオケを上達したい人必見!感情移入方法、目線を使う表現方法、感情のバランス方法、歌にメリハリを付ける方法などプロが教える歌唱法を紹介します。
メロと歌唱の関係
2013/01/14
歌のメロディーには、当然の事ですが上がり下がりがあります。歌いやすい作品は、10度の音域で作曲されて、歌唱力を必要とする作品は13度の音域で作曲されています。女性の音域と男性の音域には違いがあり、カラオケのキーチェンジャーで調整する事もできます。
先ずは、自分自身の音域を確認し、一番伸びが良く、心地良い響きがある声を理解しておきましょう。どんなに好きな歌であっても、音域が合わなければ気持ちよく歌う事ができませんし、肝心なところで力が入りません。
メロディーは、歌詞の抑揚によって作曲される場合があります。猫、犬、鳥、花、海、雪、雨、風など、発音してみると、僅か2文字でもアクセントが上下します。言葉のイントネーションとアクセントを、しっかり練習する事も大切になります。
作曲家の中には、地方の方言によるアクセントを意識的に用いる場合もあります。地方色の強い歌手の依頼や、地方の情景が映し出されている作品に多く見受けられます。
メロディーには、上りメロと下りメロ、そして同じ音で動かないメロがあります。上りメロは、上昇する事で力が入り、感情も高まって勢いを付ける事ができます。ゆっくりとした上りメロは徐々に高揚し、一気に飛び上がる上りメロは、感情をぶつける程の躍動感を与えてくれます。
下りメロは下降することで力が抜け、感情を沈めて勢いを抑える効果が有ります。ゆっくりとした下りメロは、高揚が余韻や残り香のように変化していくのです。
同じ音で動かないメロは、聞き手に迷いや不安感を敢えて与える事ができます。上に動けは訴求力となり、下に動けは挫折や諦めの情感を漂わせてくれます。
作曲家は、歌詞から体温や鼓動、そして匂いまで感じ取り、メロディーに変化させていきます。
上りメロには、願いや希望、そして夢を訴えかける訴求力があります。
下りメロには、諦めや嘆き、そして落胆する心の内側を表現する事ができます。
波や潮の満ち引きに良く似ています。
メロディーには、男メロと女メロがあります。男メロは肩幅が広く、武骨でどっしりとしたメロを意識し作曲されます。女メロは撫で肩で細く、滑らかな曲線を意識した作曲を施します。女唄を歌う男性歌手は、色っぽく女性のような優しさで歌います。男唄を歌う女性は、凛としてどっしりと構えた歌い方をします。カラオケでは女唄が多いですが、オカマっぽくならないように注意しましょう♪
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Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。