英語塾講師の体験記
英語塾講師として働いた経験を紹介します。

塾講師という人種け

2012/05/31

「塾の講師は変人が多い」という話をよく耳にします。言っているのは塾で働く本人たち。経験則から、確かに周りには変な人間が多いような気がします。あまり「塾講師とは」みたいな感じで一般化することは好きではないけれど、この話はあながち嘘ではないかも、と思えてしまう。

少し掘り下げて見てみると、おそらく塾業界の構造的な要因があるのではないのかな、と思う。大手の塾の場合、若くして教室責任者になることが多い。それこそ入社2,3年で。その弊害はいろんなところにあるのだけど、「変人が多い」という点にも大いに寄与しているんじゃないのかな、と思う。

ただでさえ子どもばかりを相手にしている商売。これもよく聞く話だけど、子どもばかりを相手にしていると、実社会からズレていく、場合があるようだ。大人同士のやりとりで培われていく常識だったり価値観だったりが、子ども相手だとなかなか育まれない。子どもの相手やコントロールは上手いけど、社会人を相手にするとタジタジになるという塾講師はけっこう多い。それに輪をかけて、教室で王様気取りになってしまう24,5の若造だったら、自分で自覚でもしない限りどんどんズレていってしまうわけです。

それだけが理由ではないのですが、できるだけ外部の人間と接するように心がけています。なかなか狭い業界なので限界はあるのだけれど、コネを作っては業者だったり、学校の先生だったりと話をするようにしています。そうすると、やはり教室に閉じこもっていてはなかなか知れないことや感じれないことを発見できたりするわけです。理想はそれを対子どもにも還元、または反映させること。まだまだ曖昧なことが多いですが、個人的な課題です。

とまぁ、それっぽいことを述べてきましたが、やっぱり変な人多いですよね、上とは別の意味合いで。たとえば、スーツの着こなし。これは学校の先生にも言えるのだろうけど、スーツにスニーカー、スーツに柄物のチョッキ、しわくちゃのスーツ…う〜ん。

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ライタープロフィール

横浜ホームズさん/男性/年齢:30代/横浜在住、福岡から横浜に来てはや10数年。もはや博多っ子と浜っ子の境を見失う30男。美しいものが好き。だけど醜いものはもっと好き。人生、味がある方がいいよね。