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神の島と崇拝されている「瀬長島」
2015/06/10

神の島と崇拝されている「瀬長島」
那覇空港から車で10〜15分ほどの場所にある「瀬長島(せながじま)」は、空港近くで気軽に海辺のリゾートが体験できるスポットでお気に入りです。
この瀬長島は無人島ですが、周囲1.5kmほどあります。沖縄の方言で「シナガ」といわれ、言い伝えによると、瀬長島に按司が築城したことで「按司のいる砂島」がだんだんと「アンジナジマ」と呼ばれるようになったのだとか。
実は、瀬長島には歴史があり、豊見城の発祥の地とされています。神話によると、豊見城には瀬長に初めて集落が形成され、住民は漁業に従事していたとか。ただ、耕作に適さない土地であり、琉球神の大神加那志が沖縄本島に渡って移住し、島の人口が増えるにつれて住民も本島にだんだん移り住んでついに無人島になったのだそうです。
確かに、今でも瀬長島には「拝所」などの文化財が残こっていますし、年代不明ながら瀬長島には「瀬長グスク」が建てられ、そのグスク内から青磁と土器が出土しています。『琉球国由来記』には、瀬長グスク周辺にいくつかの御嶽が存在し、干潮の際には干潟を徒歩で、満潮時には小舟を使って渡ったのだとか。
今でも、豊見城市など周辺の住民に「神の島」と崇拝されている瀬長島はなぜ無人島になったのかというと、1946年に米軍が島を接収して弾薬庫などの施設が置かれたため。しかも、1977年に米軍から返還された島では瀬長グスクや子宝岩も破壊されてしまったというのが残念でなりません。
現在の瀬長島は海中道路で結ばれ、車や自転車、徒歩などで渡ることができます。小高い丘の上には天然温泉があるリゾート施設もあり、特に、那覇空港を発着する飛行機が間近に見られることから航空マニアに人気。さらに2014年には、ホテル下の斜面にカフェやショッピングなどのスポットが集まる「瀬長島テラス」もオープン予定です。
那覇空港からも近い無人島、瀬長島はさまざまな歴史を踏まえて行ってみるとなかなか感慨深いものがありました。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。