みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

ニューヨーク/アートを楽しむソーホー

2010/04/15

ニューヨーク

ニューヨークを訪れる目的は、人それぞれだと思います。その中で、芸術家たちに愛されているエリアが、ソーホーです。

ソーホーには、さまざまなアートギャラリーや、おしゃれなファッション・ブティックなどが点在しています。ニューヨーカーのみならず、旅行者にも人気のスポットだけあって、いろんな人種の人々が歩いています。また、こじんまりとしたカフェも多くあって店先にのんびり座って、コーヒーを飲みながら街を眺めるのも、とても楽しい体験でした。

もともとソーホーとは"South of Houston"の略で、Houston St.の南からCanal St.の間、Broadwayから西の地区のことをさします。街に現存するカースト・アイアンという建物は、19世紀後半のもので、移民たちの安い労働力を使った小さな工場や倉庫が、大恐慌を機に荒廃し、そこの集まったアーティストがアトリエとして利用し始めたのが、ソーホーの始まりとされています。

このカースト・アイアンは、鋳型で作った鉄の骨組みのことをさします。1973年にソーホーが歴史地区に指定されて以来、カースト・アイアンは大切にされるようになり、高級ブティックやギャラリーに変身したのです。街中で完全に保存されているカースト・アイアンの建築巡りをしてみても、とても楽しいでしょう。ソーホーのもう1つの顔といえます。

さて、ソーホーにあるギャラリーは無数です。どのギャラリーを見て回るかは、あらかじめ決めておかないと、何日かかかるのは必至です。そのギャラリー1つ1つが個性的で、芸術家を志す人にとっては、どれも興味深いものばかりなのは間違いありません。また、ショッピングでもとても楽しい街で、高級ブティックから古着、アンティークなど、ピンからキリまであって、日本ではなかなか手に入らないデザインのファッションも豊富です。ソーホーの攻略は、1日ではなかなかできません。それほど楽しい魅力が、ソーホーにはたくさん詰まっているといっても過言ではありません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。