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マカオの「通貨」事情
2011/07/24
マカオの通貨「パタカ」と香港ドル
マカオはポルトガルから中国に返還されてすでに10年ほど経ちますが、いまだに「国境」がしっかり存在しているのを以前、ご紹介しました。マカオの人々が中国に入るのは簡単ですが、逆に、中国からマカオへの入境はいまだに中国当局が厳しく統制している状態。現地の中国人に聞いたところ「香港とマカオ、台湾に行くには多額の保証金を支払わないと行けない。簡単に払えるものじゃないからとても行けない」とのことです。確かに、中国から膨大な人数がマカオに入ると、街の治安が荒れる、スラム化する・・・と行ったことが起こりかねないなと思います。今のところマカオは、中国の国旗が掲げてあっても、いたって平穏に感じました。
そして、マカオでは「パタカ」という通貨が存在しています。しかし、日本人にはなかなかなじみがないはず。通常、日本でパタカに両替するのはほぼ不可能でしょう。
一方で、マカオでは「香港ドル」もかなり流通しています。私は最初、中国人民元と香港ドルしか持っておらず、バスに乗る時に「香港ドルは使えるのか?」と聞くと、どこでもほぼOK。とても便利なのを痛感しました。飲み食いも香港ドルでかなり支払いました。でも、相手からのお釣りは必ずパタカ。
しかし、あとで聞くところ、香港ドルを使い続けると、かなりレートが悪いとのこと。バスや屋台などの飲み食い程度ならともかく、ブランド品などの高額な買い物の場合、必ずマカオのパタカで支払う方がお得、と教えてもらいました。クレジットカードを使う際、「パタカか香港ドルか日本円か」などと聞かれれば「パタカでお願いします」と言った方がよさそうです。
ともかく、例えば、マカオでの公共バスは市内一律3パタカですが、3香港ドルでも支払うことができます。一方、マカオの北にある出入境ゲート「関門」のバスターミナルでは、中国人民元でも支払うことができました。ただ今、中国人民元がとても強いので支払うことができたのかもしれませんが、ここ以外で中国人民元はほぼ不可だったので、できれば両替することをおすすめします。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。