- 言語聴覚士の資格を取得するまで
- 「言語聴覚士について」「言語聴覚士とはどういう資格か?」「合格するための勉強法」など言語聴覚士の資格を取得するまでを紹介します。
私が言語聴覚士の国家資格を取得したいと思ったワケ
2019/05/31
言語聴覚士の資格を取得したいと思ったのは、人とのコミュニケーションを繋ぐ仕事に興味を持ったからです。誰もが生きていくうえで人と関わらずにいることは不可能です。何をするにも人と接する必要があります。でも、何気ないコミュニケーションが突如として取れなくなった時、人は大きな絶望を味わいます。ただ、言語聴覚士はこれからの未来に光を灯す仕事です。失われた機能を以前に近づけられるお手伝いができるのです。
こうした特集をテレビ番組で拝見し、それまで別の医療職を目指していたのですが、高校3年生の夏休みに方向転換。その時の決断が無ければ、言語聴覚士という資格を知ることになるのは随分後だったはずです。
それまでは化学などを選択するなど、高校では理系の方向に進んでいたのですが、言語聴覚士の養成校は当時はそんな知識の必要がなく、高校3年生は無駄な授業の消化と養成校に合格するための勉強が大変でした。
言語聴覚士の資格は、今でこそ摂食・嚥下といった食生活を支えるためのリハビリテーションを業務に行うことが増えていますが、当時は人とのコミュニケーションに関わる仕事という面が強く、そこに惹かれて資格を取得したいと思っていました。かつてのような言葉を用いたコミュニケーションが少しでも円滑になれば、「きっと人と関わることの喜びを感じてもらえるのではないか」と、考えながら入学。
自分自身が人と関わることが大好きだったのと、保育士の母の影響もあってか「言葉」というものの大切さを感じる場面が今までの人生でたくさんあったのだと思います。父の職業も営業だったため、繋がりの大切さを日々の家族の会話の中でも知ることが多く、人が生きるために必要な「言葉」に特化した職業という点に惹かれたのかもしれません。
人と関わることが仕事になり、さらには誰かのためにちょっとだけ素敵なことができるという思いが、言語聴覚士の魅力を高めたのでしょう。どこまで以前の機能を取り戻すことができるかは人によって異なりますが、自分ができることを注ぎ、それが相手の生活を豊かにするのであれば、素晴らしいと思ったのです。それが、言語聴覚士という資格を取得したいと思った要因です。
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けぼんさん/男性/年齢:40代/北海道在住/関東の大学を卒業し、言語聴覚士として地域のリハビリに貢献。一度関東へ戻るも、地元の北海道が恋しくなり再度移住。地元愛が強いからか、北海道各地の食のスポットにも精通。旅行と日本酒が大好きな40代。