こだわりワイン
ワインのうんちくからワインにあう料理まで。ワインの魅力を紹介します。

フランスワインの産地別の特徴(シャンパーニュ、プロヴァンス、ローヌ)

2010/04/17

ワイン

シャンパーニュ地方で作られた正真正銘のシャンパン「ヴーヴ・クリコ」と、コート・デュ・ローヌ地方の「クローズ・エルミタージュ」

ボルドーやブルゴーニュだけじゃない、フランスのワイン産地

1.シャンパンと呼べるのはシャンパーニュ産だけ!
シャンパンと聞いて、まっさきに「ドン・ペリ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ドン・ペリは、正式にはドン・ペリニョンという名前で、日本ではシャンパンの代名詞のように有名なシャンパンです。発泡性のシャンパンは口当たりもよく、とても人気がありますが、シャンパンと名乗るためには、実は決まりがあることを知っていますか?

・フランスのシャンパーニュ地方で産出されたぶどうで造られていること
・シャンパン方式と呼ばれる醸造方法で造られていること
・シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエという3種類のぶどうしか使えないこと

この3つの条件を満たしたものだけをシャンパンと呼ぶことができるので、イタリア産やスペイン産のシャンパンはありえないということになります。

2.世界有数のロゼワインの産地
南フランスにあるプロヴァンスは、地中海に面したエリアを中心にワインが造られています。プロヴァンスはフランスで、最初にワイン用のぶどうを栽培したエリアでもあり、フランスのワインの歴史を語るうえで、欠かせないエリアです。地中海性気候がもたらす恵まれた環境は、ぶどう栽培には最適で赤ワイン、白ワイン、ロゼワインが造られています。特にプロヴァンスのロゼワインは有名ですが、価格は全般的に安く、味もクセがなく、フルーティーで飲みやすいものが多いことから、手ごろなデイリーワインを探しているという人には特におすすめです。

3.ローヌ川沿いのバリエーション豊かなワインの産地
フランスのローヌ川沿いに南北に広がるワインの産地は、コート・デュ・ローヌと呼ばれ、いろいろな味わいの赤ワインを中心に、白ワインやロゼワイン、スパークリングワインも造られています。このエリアのワインは、ボルドーやブルゴーニュに比べて、手ごろな値段のワインが多く、コストパフォーマンスに優れていることから、日常的に飲むワインを見つけたいという人にはおすすめです。特に赤ワインは、アルコール度数が高く、しっかりとした味わいのワインが多く、ボルドーに比べるとタンニンが少なく、フルーティーな濃い赤ワインを楽しむことができます。

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ライタープロフィール

甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。