こだわりワイン
ワインのうんちくからワインにあう料理まで。ワインの魅力を紹介します。

ワインについて/どうして同じ名前のワインがたくさんあるの?

2010/04/03

ワインはそれほど詳しくないという人でも、名前は聞いたことがあるというワインの代表格が、毎年11月の第3木曜日に解禁される「ボジョレー・ヌーボー」ではないでしょうか?

残念ながら、この有名なワインの話は、ちょっと時期はずれですから、秋ごろまで取っておくことにしましょう。

「シャブリ」という有名な辛口の白ワインがありますが、シャブリは、フランスのブルゴーニュ地方にある、ヨンヌ県のシャブリという地区で造られるワインで、この地区以外で造られたワインはシャブリと名乗ることはできないのです。つまり、アメリカ産のシャブリやイタリア産のシャブリというワインは存在しないということになります。シャブリとは、シャブリ地区で造られるワインですが、シャブリには4つの階級があり、シャブリ・グランクリュ、シャブリ・プルミエクリュ、シャブリ、プティ・シャブリに分かれています。

グランクリュとは特級で、プルミエクリュとは1級を意味し、一般的に階級が高いほど値段も高く、おいしいといわれています。そして、グランクリュとプルミエクリュのシャブリには、それぞれ名前のついた畑があり、数多くの醸造元が畑を持ち、シャブリを造っています。さらに、シャブリとプティ・シャブリの畑もたくさんの醸造元が所有し、販売していますから、シャブリという名前のワインはかなりの種類があるということになります。たくさんのシャブリの中から、どうやって選べばいいのかわからないという人は、たとえばビールや牛乳を思い浮かべてください。

ビールや牛乳という製品を、いろいろなメーカーが作っていて、味わいや値段もいろいろですが、その中で、味の好みや値段、メーカーなどを見比べて選んでいる人が多いのではないでしょうか。そう考えると、シャブリを選ぶのは、ビールや牛乳を選ぶのとよく似ているといえるかもしれません。

ワインに関する情報は、店頭をはじめ、インターネットでも簡単に手に入れることができますから、たとえば、自分好みの味わいのシャブリを探したり、有名な醸造元が造るシャブリを探したりと、重点を置くポイントを決めて、選んでみるのも楽しいものですよ。

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ライタープロフィール

甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。