- こだわりワイン
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毎年エチケット(ラベル)の絵が違うボルドーの1級シャトーのワインについて
2010/04/17
左から、パブロ・ピカソ(1973年)、アンディ・ウォーホル(1975年)、キース・ヘリング(1988年)
ワインのボトルを飾る名画たち
ワインには、エチケットと呼ばれる紙製のラベルが貼られています。最近では、ボトルに直接プリントされたものも見かけるようになりましたが、ワインのエチケットは、まだ紙製のものが主流といえます。ワインのエチケットは、ワインごとに特徴がありますから、ワインの名前は難しくて覚えられないという人でも、エチケットは覚えているという人もいます。
ワインのエチケットは、産地やヴィンテージ、生産者やアルコール度数をはじめとするたくさんの情報が記されているだけでなく、ワインを印象づけるために重要な役割を果たしています。ところが、ワインの特徴ともいえるエチケットを毎年変えているワインもあります。その中でも、特に有名なワインが「シャトー・ムートン・ロートシルト」です。シャトー・ムートン・ロートシルトは、ボルドーのメドックの格付で5つしかない1級ワインのひとつで、世界有数の知名度の高さを誇っています。
マルク・シャガール、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、ジャン・コクトー、アンディ・ウォーホル、キース・ヘリング・・・一度は名前を聞いたことがありますよね?いずれも時代を彩ってきた、著名な芸術家たちです。そして、シャトー・ムートン・ロートシルトのエチケットを飾ってきた芸術家たちでもあります。
ワインのおいしさはもちろんですが、シャトー・ムートン・ロートシルトは1945年以来、このような著名な芸術家にエチケットデザインを依頼してきたことでも知られているのです。そのため、シャトー・ムートン・ロートシルトのワインは、そのエチケットの希少価値から、世界的に有名な美術品オークションハウスである、サザビーズやクリスティーズにも多数出品され、高額で落札されているものもあるほどです。
毎年、誰がエチケットのデザインをするのか?と期待されるほど、シャトー・ムートン・ロートシルトは、ワインの味わいだけでなく、もっとも注目されているワインであるといえます。自分の生まれた年など、思い出深い年のワインのムートンのエチケットは、どんなすばらしい芸術家の絵が飾っているのか、気になりませんか?たとえば、子どもの誕生した年や、結婚した年のムートンを買って、成人式や銀婚式を迎えた日に飲むというのもいい記念になりますよ。
大切な記念日を、おいしいワインと名画で祝うのもなかなか素敵ですね。
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甘露さん/女性/年齢:40代/東京在住、アラフォー世代に突入し、肩の力がやっと抜け、気分的には一番のんびりと毎日を過ごしています。おいしいものが大好きで、料理の腕を上げたいと日々研究中です。散歩やホームシアターで映画を観ることで、日々のストレスを解消しています。