中国で教えられたこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で教えられたことを紹介します。

メンツを立てることは、いい事?悪い事?

2015/03/06

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中国で大切なことは、相手のメンツを立てることだといいます。

初めは、メンツを立てられることを期待するというのは、自分のメンツを重んじることで、、みんな自尊心が高すぎるような気もしました。自尊心が高すぎるというのは、つまり高慢ということではないでしょうか?相手が高慢になるのを助ける、また相手に媚びるというのはどこか受け入れられませんでした。それではじめはメンツを立てることにどういう意味があるのか疑問をもっていました。

しかし、ある学校で日本語を教えていたとき、そこの上司は私のメンツをとてもたててくれていました。

何度か授業を見学させていただきましたが、その先生の日本語能力や教える力はとてもすばらしかったです。そして、生徒たちからも、とても慕われていました。でも、その先生は、生徒たちが日本語の会話に関すること、また文化に関すること、つまり私が教えていたことに関して質問してくると、必ず「○○先生のほうがよく知っているから○○先生に聞きなさい」というのです。その先生は、日本での留学生活も長く、日本語会話に関してもまったく問題ありません。でも、常に私を生徒の前でたててくれていたように思います。そのおかげで私もとても授業がしやすかったです。また、生徒とのいい関係も保ちやすかったです。

こうした経験を通して、メンツを立てることは、人との関係を円滑にまわすのに大切なことなのかなとも思いました。以前は相手のメンツを立てるというのは、媚びるという感じがしていたのですが、別の意味もあるのではないかと感じました。相手に対して媚びるのではなく、相手のことを考えて、相手と第3者との間の関係を円滑にするためにメンツを立てるのは、もしかしていいことなのかもとも思いました。

私はまだまだ相手のメンツを立てるという中国人の方法を身に着けていません。本当に身に着けるのは、大変なことだと思います。でも、中国ではメンツを立てる=人を大切にするということなので、こういう形で人を大切にする方法もあるのだと学びました。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。

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