中国で教えられたこと
中国滞在(7年)のヤンヤンさんが中国で教えられたことを紹介します。

中国の若者は海外に目が向いています

2015/02/18

日本の若者は、国内で就職を希望する人が多いようです。また、海外へ留学する人もほかの国に比べると少ないといいます。

中国の若者は、留学することへの意識が高いように思います。もちろん、経済的な観点で考えて、海外でお金を稼いで中国に持ち込めば楽に暮らせるという理由もあります。また、中国は人が多いので、何か他の人より非出てないといい就職ができないという理由もあります。

理由はともかく、国外への関心が強いです。特に、実際に生活することも念頭においているので、国外の金銭的なことはもちろんのこと、文化にも興味があります。また、多民族国家ということも関係しているのかもしれませんが、外国人への排他的意識も日本よりないように思います。

ただ、実際に留学できる人は金銭的にも恵まれた人たちのみです。そして、お金があり勉強の好きな子供たちは英語圏への関心がつよいようです。

ですから、日本に留学する人は、あまり中国では成績がよくなく、中国の大学でいいところに行けなかった人が多いようです。もちろん、日本のアニメが好きで日本語を学びたいという意欲満々の子供たちもいます。

どこの国にせよ、海外で挑戦しよう、海外で学ぼうという意欲がある子供たちが多いのです。グローバルな視点を持った若者が多いと思います。ある程度学歴のある友達と話をしていてと、親戚の誰かが留学している、または海外で働いているということが多いです。日本にいるときは、あまり意識しませんでしたが、やはり中国の若者と接すると日本は閉鎖的だなと感じます。

もちろん、海外に留学し、就職するのがいいとは限りません。実際、中国では才能の流出と言う問題が起こっています。また、留学しても、結局中国では経験がないため、留学をいかした仕事をできない人はたくさんいます。

それでも、海外の文化を学び、取り入れ、海外で過ごしてみたい、仕事をしたいという意欲はある意味学べるものがあると思います。

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ライタープロフィール

ヤンヤンさん/女性/年齢:40代/中国在住/5歳からピアノを習いはじめ、9歳でエレクトーンに変更。学生時代はバレーボール、テニス、バドミントンを経験。卒業後は、塾講師を経て、2006年末から中国で生活。一時期、日本語教師をしていました。現在は、中国語を勉強しています。