日本の空港
関空、伊丹、羽田、成田、新千歳、那覇、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、松山、高知、徳島、新潟、山形、青森、秋田、仙台、神戸、出雲、米子、南紀白浜の空港体験記を紹介します。

「成田」って便利?不便?どっち??

2013/08/13

成田空港の国際線出発ターミナル

成田空港の国際線出発ターミナル

「成田って遠い」と、首都圏に住む友人たちに何度言われたことか。

首都圏以外に住む人間から見れば、成田のその遠さはあまり実感できないのが本音。むしろ「日本で一番、国際線が発着する空港」という認識です。関空もセントレアも、成田には到底及びませんから。

ただ、成田の空港自体は何度か利用したことがあります。現在、日系航空会社、いわゆるANAとJALの欧米向けの路線はほぼすべて成田発で、地方から成田への便が接続しています。関西から向かうとなると、伊丹発になるわけですが、この接続が意外と便利で、伊丹から1時間ほどで成田へ、欧米便が一斉に出発するほぼ2時間前に到着し、帰りも、欧米便が次々と到着してから1時間半〜2時間後に出発してその日の夜には伊丹に着きます。しかも、地方〜成田の便、その運賃は欧米便の分に含まれていることがほとんど・・・ということは、実質無料!?

でも、地方から成田へ直接向かう便は、大阪、名古屋、北海道、福岡、那覇など日本の主要都市しかありません。他の地方路線はすべて羽田。しかも、成田から羽田まで自力で移動しないといけないですから、12時間などの長距離フライトの後にまた2時間ほど移動して、また飛行機に乗って・・・と考えると、ちょっとゾッとしますが、これ現実の話。

だから最近、韓国の大韓航空やアシアナ航空が直接、日本の地方空港に就航し、ソウル・仁川国際空港に着き、そのまま欧米各地に乗り継ぎするパターンが増えて人気だそうな。わかります。日本の航空会社も早く対策を施さないと・・・と思いつつ、成田路線はいっこうに増える気配なし。

成田は国際線の路線が豊富なので確かに便利。でも、交通アクセスの悪さがネック(いろいろな意味で)。しかもここ数年、羽田の国際化が進んできて人気が高まっているそう。羽田の国際線も一度だけ利用しましたが、東京都内からすぐアクセスできるのは、少々高い運賃が設定されていてもとても魅力的。利用者的にも羽田と成田、いろいろ迷いどころです。

関連記事
ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。